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判決

防衛医大の場合は―ドキュメント医療裁判

「医療裁判」は今日でもどこかで起こっている。大概は病院と元患者、あるいは患者の遺族と争うことが多い。しかし今回の場合は病院と言っても「防衛医大」を相手取った裁判である。 本書で取り上げる医療裁判は、80年代~90年代にかけて著者自身が医療過誤を受けて閉まったことにより、国立防衛医科大学校(防衛医大)を相手取り裁判を起こした記録である。この裁判自体は2001年に著者側の全面勝訴となったものである。も […]

裁く技術~無罪判決から死刑まで

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 2009年5月21日に裁判員制度がスタートしてから半年経つ。既にいくつかの事件において裁判員制度が適用されており、今後は改正も視野に入れながらの練り直しも行われることだろう。現時点では来年には約30万人もの人が裁判員候補者名簿に記載される見込みである。もし裁判員に選ばれるとしたら労働など様々な不安が出てくることだろう。 本書ではあらゆる不安の中から刑事裁判 […]

東京裁判への道2

下巻に移ると今度は一気に変わり日本の自主裁判、A級戦犯容疑者の釈放と細菌、毒ガス戦での罪状の在り方、そして東京裁判の在り方について書かれている。まずここではA級戦犯の釈放について7人の死刑終了後、起訴されず釈放されたA級戦犯を「A’級」として扱っているところが特徴的である。 A級戦犯として起訴されたのは全部で28人であるがそれ以外にもA級戦犯として起訴はしていない者の巣鴨プリズンに収監されたり聴取 […]