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労働組合

フラクションの闇

本書は庁舎が労働組合を渡り歩きながらも、共産党員としても渡り歩いた記録である。しかしそれは20歳から43歳までの23年間で、最後は共産党から除名されたという呆気ないものだった。しかしその23年の中でなぜ除名されたのか、それを自らの労働組合員、そして共産党員としての歴史を振り返りながら総括を行っているのが本書である。 第一章「学生運動と入党」 著者が共産党に入党したのは1972年の時である。当時は学 […]

競争か連帯か――協同組合と労働組合の歴史と可能性

労働を始め、経済活動を行っていく上で、どのように活動を行っていくかの対立は今も昔も存在する。もっとも競争をして経済成長をすべきか、逆に連帯を行って成長すべきか、といったものがある。 その経済成長のなかで出てくるなかでの不平等、それを正すために労働組合や協同組合といったものが存在する。その組合の歴史はどのような歴史を辿り、なおかつこれからどうなっていくのか、そのことについて取り上げている。 第Ⅰ部「 […]

デトロイトウェイの破綻 <日米自動車産業の明暗>

アメリカにある北東部にミシガン州があるのだが、その中心地にかつては「自動車の街」として名を馳せたデトロイトがある。デトロイトがなぜ「自動車の街」と呼ばれた理由として、こちらもかつて世界シェアNo.1を誇った「ゼネラルモーターズ(GM)」や「クライスラー」の本社があったからである。他にもフォード・モーターの創設者であるヘンリー・フォードがそこでT型フォードを開発し、人気商品となったことも所以となって […]