書評 動物たちの反乱 今となっては鳴りを潜めているが、高度経済成長から失われた10年あたりくらいまでは郊外の「再開発事業」により、森や山といった自然が切り崩され、自然破壊・生態構造の崩壊が起こった。特にシカの食害やクマの出没などが地域ニュースなどに取り上げられ話... 2013.08.08 書評生物学
書評 猫の品格 普段はあまりいわない話であるが、私は大の猫好きであり、それも野良猫がくると必ず鳴き声の声真似をして振り向いてくるのを楽しみにしている。たまに近づくことがあればその場を離れずじゃれあうこともある。 私事はここまでにしておいて、猫好きの人は野良... 2012.01.16 書評生物学
エッセイ 世界を、こんなふうに見てごらん 動物の見る「世界」は実に不思議なものである。本書は動物行動学者が綴った動物の視点と自らの視点をあわせ持ったエッセイ作品集である。 全部で10編のエッセイと1編の講演録が収録しているのだが、チョウをはじめサル、クラゲ、イルカなど多種多様な動物... 2011.10.10 エッセイ書評
書評 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています! 本書のタイトルを見て少し驚いた。というのは蛇やトカゲが脱皮するのはわかるが、カエルも脱皮すること、そしてその皮を食べることに、である。生体の神秘はつくづくおく深く、かつ面白味を感じてしまう。 本書はカエルばかりではなく、ヤギ、カニ、カラス、... 2011.03.31 書評生物学
書評 日本の動物法 「動物保護」「動物愛護」という動きが強まっている。しかしその一方でそれを謳いながら他国に攻撃を仕掛けるとんでもない輩がいる(別にドコとは言わないが)。 日本に限らず世界には動物に関する条約や法律が存在する。本書は動物法とは何なのか、動物法の... 2010.03.20 書評法律
書評 なぜ飼い犬に手をかまれるのか 「飼い犬に手をかまれる」となると犬と飼い主の信頼関係が成り立たず、ましてや上下関係が飼い犬の方が上という状態に陥っている証拠である…と言いたいところだが、事実私は犬を飼ったことがないので「飼い犬に手をかまれる」と言われてもピンとこないが、あ... 2009.10.01 書評生物学