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哲学者

カミュ伝

小説「異邦人」やエッセイ「不条理」はもちろんのこと、演劇として「カリギュラ」「誤解」といった作品をも生み出していったフランス文学の代表的人物の一人にまで上り詰めたアルベール・カミュ。栄華も極めており1957年にノーベル文学賞を受賞したことでも知られている。 1960年に交通事故で逝去したが、その後もいくつか話題となった。特に2020年あたりから続く新型コロナウイルスの感染拡大において、小説「ペスト […]

隠された奴隷制

すでに「奴隷制」そのものは、欧米では19世紀、他の地域でも遅くとも20世紀には完全に廃している所がほとんどであり、今となってはほとんど存在しない。しかし紀元前以前から階級制や身分制といったものがあり、その中でも最も下の所で「奴隷」と言う存在があった。また海外で植民地化し、その非植民地の民たちを奴隷として扱う国も存在した。 ではこの奴隷制を政治思想、あるいは経済思想のなかでどのような定義をなされてき […]

絶対幸せになれるたった10の条件

幸せになるためにはどうしたらよいか、それは「幸せ」をつかんでいない方であれば誰にでもあるような課題である。しかしそうするためには自分自身が感じる「幸せ」とは何かを知る必要がある。 その「幸せ」をつかむためには心理的な要素が必要になるのだが、そういったことを説いた本は心理学に関することが多い。しかし本書は哲学的な観点から幸せになる条件を提示している。 条件1「ポジティブになる―アランの幸福論」 まず […]

天才の秘密 アスペルガー症候群と芸術的独創性

「アスペルガー症候群」とは 「広汎性発達障害の一型。言語や認知の発達の明らかな遅れはないが、何らかの脳機能障害によって、対人関係とコミュニケーションの障害、物や習慣へのこだわり、環境の変化に対する過敏性など、自閉症特有の症状を生じる」(「広辞苑 第六版」より) とある。人・モノ・環境による過敏性が強く、それにより精神的に滅入ってしまうような症状を起こす病気なのだが、「病気」と考えてしまうとネガティ […]

考えすぎた人~お笑い哲学者列伝

ロダンの名作に「考える人」がある。パスカルの名言に「人間は考える葦(あし)である」と言う言葉がある。 人間は「脳」があるように思考力をもっており、その中で理性的に「考える」事ができる数少ない動物の一つである。しかし「考える」浅さ・深さ・広さ・狭さには個人差があり、人によっては「あまり考えない人」とか「考え込んでしまう人」と捉えられてしまう人も少なくない。 そこで本書である。本書は「考えすぎた人」を […]