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それは桜のような恋だった

「桜の季節」というと、言うまでも無く春である。しかし少し細かくなると桜の開花時期は地域によって変わるため、厳密に言うところの「桜の季節」は変わってくる。例えば九州から本州までは3月末~4月初めが見頃である一方で、沖縄は1月末~2月頃、北海道に至っては4月末~5月上旬が見頃となる。 それはさておき、桜の季節というと出会いと別れの季節である。その中でも特に別れは印象的になってくる。本書の舞台は京都。と […]

靖国神社の緑の隊長

今年の1月12日、本書の著者であり、ジャーナリストで作家の半藤一利氏がこの世を去った。世に送り出した本は数知れず、とりわけ戦前・戦後における近現代の日本史について多くの議論を巻き起こした人物として上げられる。 本書は元々軍人の合祀に批判的だった半藤氏だが、A級戦犯の合祀について反対しただけであり、戦争の犠牲者(戦死者)について祀ることについては否定していなかった。その祀られた軍人の中で特に強い印象 […]

桜の咲かない季節

春は「桜」の季節と言われている。昨日の温かさから本州ではもうそろそろ見頃と言われているが、故郷の北海道ではゴールデンウィークが見頃と言われている。 そういった「桜」の季節になると花が咲くような出来事がある。「桜」に因むと大学合格の「サクラサク」と言うのもあれば恋に芽生える「恋花」の季節である。本書は後者に該当するような一冊である。 とあるカメラマンはいつも占い師の所にいた。なぜいつも占い師の所にい […]

桜葬―桜の下で眠りたい

平年であれば既に桜の時期は終わり、全国的に夏の始まりが始まるような状況にあるのだが、東北から北海道は寒さにより、平年より遅れてしまい、場所によってはこれから桜シーズンになるのだという。 本書はその「桜」にちなんでいるのだが、桜の下で眠りたい、という思いから「桜葬」を希望する人がいるのだという。それを希望する理由や思いは人それぞれであるが、こちらに関しては第4章で詳しく述べられているため、ここでは割 […]

日本一の桜

春は桜の季節である。関東のソメイヨシノはもうすっかり見頃を終えてしまったのだが、北海道のソメイヨシノやエゾヤマザクラはこれから開花・満開を迎える時期である。 本書は全国津々浦々の「桜」を紹介した一冊である。公園の半分以上が桜で占められている弘前公園の桜。樹齢200年以上の「山高神代桜」、そして数多くの桜の名所も紹介している。 日本一の桜 (講談社現代新書) posted with ヨメレバ 丸谷 […]