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棋士

中学生棋士

将棋棋士において中学生に棋士となった人物は歴代で5人いる。本書の著者である谷川浩司、加藤一二三、羽生善治、渡辺明、そして本書で中心になって出ている藤井聡太である。 中学生の間に棋士になった方々は将棋界において多大なる影響を与えた人物ばかりであり、加藤一二三と藤井聡太を除いて永世タイトルを獲得しているほどである。中学生棋士たちの姿はどのようなのか、そして将棋としての才能とかつて中学生棋士として名を馳 […]

将棋界の不思議な仕組み プロ棋士という仕事

今、将棋界は良くも悪くも話題となっている。春には20代の新名人が誕生したり、さらにはスマホ疑惑まで生じたりするなど、様々なものがある。その様々なことが起こる将棋の世界、もとい将棋棋士の仕事とは一体どのようなものか、本書は現役のプロ棋士であり、日本将棋連盟の専務理事を務めている方が紹介している。 第1章「棋士の仕事がわかる」 棋士の仕事はもちろん対局であるのだが、他にも様々なイベントで指導対局を行っ […]

盤上の人生 盤外の勝負

現在「将棋電王戦FINAL」が行われており、ネットの世界でも将棋が色濃く認知されている。その現実について一昨年著者も電王戦のコラムとともに、取りあげられていたことが印象的である。ちなみに本書の著者は今年1月末に他界した。将棋棋士としての人生以上に観戦記者、作家としての認知度が高く、将棋の知らない方々に文章でもって伝えた功労者と言っても過言ではない。同時に、多くの闘いを見続けたことで、本書のような一 […]

落日の譜―雁金準一物語

団鬼六氏は今から3年前に亡くなられたのだが、彼が生み出した作品の多くは「官能作品」、それもSMものが非常に多かった。一時期断筆するものの、そののち親交のあった最後の真剣師・小池重明の生涯をつづった「真剣師・小池重明」がベストセラーとなり脚光を浴びた。もともと著者は大の将棋好きで、「将棋ジャーナル」の刊行にも尽力を尽くしたと言われている。もちろん自身もアマチュア将棋の競合でアマ七段の資格を持っている […]

生き方の流儀

「生き方」と言うものにも「流儀」があるのだろうか、と言う疑問をもってしまうようなタイトルであるが、将棋棋士の故・米長邦雄氏と評論家の渡部昇一氏が対談形式で対談している。共に壮年になり、自分自身の人生を総決算すると言うことで、自分自身の人生はどのようなものだったのか、さらに財産とは、仕事とは、夫婦とはなど色々な角度から考察を行っている。 第一章「『人間における運の研究』その後」 本書が出る以前に米長 […]