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流行

飲んではいけない! 薬と感染症 “コロナ特効”ホンマかいな?

現在では第5波が終わり、落ち着いてはいるものの、「オミクロン株」と呼ばれる変異種が南アフリカ・西欧で猛威を振るい、日本やアメリカにも感染例が出るなど、戦々恐々の状況は止まらない。その一方で、ワクチンの3回目の接種が順次始まっているようでなり、なおかつコロナ治療薬も開発されるなど、収束に向けて着実に動き出していることもまた事実である。 さて本書であるが、本書が上梓されたのは2020年11月の時である […]

日本語の乱れか変化か—これまでの日本語、これからの日本語

「日本語の乱れ」に関しての本はこれまでに「言葉」や「日本語」に関しての本で繰り返し取り上げているのだが、もっとも乱れているのではなく「変化」であると主張してきた。しかしその変化を相容れない考えから「乱れ」と捉えて批判しているとも書いたことがある。もっとも学問、特に言語学においては「乱れ」という概念は存在せず、単なる批判材料となっていることも否めない。 そこで本書である。日本語に限らず、言語は様々な […]

モダン語の世界へ―流行語で探る近現代

日本語に限らず、「言葉」そのものは常々変化する。しかしその変化に許容せず、批判的に見たり、主張したりして「日本語の乱れ」といった主張ができあがる。「日本語の乱れ」自体は清少納言の「枕草子」の時代からあり、今も昔も存在している。 しかし日本語も戦前、戦後と時代と共に変化している。本書は今となっては死語である「モガ」「モボ」が登場した1910~30年代、ちょうど明治末期から昭和初期にかけて、識字率が向 […]

90年代サブカルの呪い

もう既に20~30年以上前の話になるのだが、この頃に初めて出てきたアニメ作品の内、いくつかは今もなお愛されており、なおかつ今年新しくリメイクされたり、新作として映画やTVアニメ化するようなことがある。今となってはポップカルチャーの一つとして「アニメ」があったのだが、この90年代当時は「サブカルチャー(以下:サブカル)」の一つとして表されることが多かった。そのサブカルは全体を見てみると人・ゲーム・マ […]

ファッションの哲学

ファッションは元々身なりのことを表しているのだが、そのファッションにしても身体のこともあれば、さらには流行もある。流行の先には文化や産業、表現といった要素があり、表現の在り方もファッションとともに変わっていく。 ではファッションはどのような「哲学」を持っているのか、本書はそのことについて取り上げている。 第1章「着ているもので、その人がわかる」 私自身もそうであるのだが、ファッションに「無頓着」な […]

中年だって生きている

中年というとオヤジとすぐに連想してしまうのだが、実際には女性も中年と呼ばれる時代がある。もっとも10年近く前から「アラサー」や「アラフォー」「アラフィフ」といった言葉が流行し、定着してきた。 その中年の女性はよく「おばさん」と呼ばれており、その言葉に対して抵抗を感じたり、反発したりするようなことがあるのだが、そもそもそういった世代でしかできないこと、誰にでもなるのだからでこそ、中年ならではの出来事 […]

シェーの時代―「おそ松くん」と昭和こども社会

10月からTVアニメ「おそ松さん」が放送されており、賛否両論がありながらも、大人気を誇っている。第1話から予想を遥か斜めを行く展開が魅力的である。そもそも「おそ松さん」が放映されたのは原作者である故・赤塚不二夫氏が生誕80周年を記念したところにある。 そのこともあって本書というのもちょっと変であるのだが、そもそも「おそ松さん」の原作と言える「おそ松くん」はどのような時代背景があり、どういったキャラ […]

ファッション・ライフの楽しみ方

私自身、ファッションに関しては無頓着である。しかし無頓着のあまり、ファッションに関する知識や考え方が乏しかったため、それを補うべく今年は色々とファッションに関して勉強をしようと思っている。もちろん色々なものを買ってみて、実践をしてみたいと思った。そこで本書である。本書はそのファッションを楽しむためにオン・オフの使い分け、さらには、お出かけファッションをどのようにしたら良いのか、本書はその楽しみ方の […]

日本の軍歌~国民的音楽の歴史

「軍歌」というと右翼を連想してしまう方も多いようだが、そもそも日本における軍靴の歴史は明治時代にさかのぼる。その草分けとなったのは1885年に「来(きた)れや来(きた)れ」が登場したことにあるのだという。それからヒット曲になった軍歌も存在し、中には「ミリオンセラー」にまでなった軍歌も存在した。 本書は国家思想における「軍歌」ではなく、あくまで「大衆音楽」における「軍歌」の存在はどのようなものであっ […]

北のはやり歌

日本の歌謡曲の中には「春夏秋冬」と言うような季節もあれば、具体的な地名を挙げて、その場書の風情を表している曲もある。本書は「北」をテーマにしているのだが、決して「北朝鮮」ではない。北海道や東北などの「北日本」、あるいは北日本からやってくる、あるいは北日本に行く時のことを歌にした曲の中で大ヒットした作品10曲を紹介しつつ、なぜ「北」が流行するのかそのメカニズムについて迫っている。 第一章「リンゴの歌 […]