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箱根駅伝

チームⅢ

来月開催の出雲駅伝から大学駅伝シーズンがスタートする。その後は俗に「伊勢路」と呼ばれる全日本大学駅伝があり、関東の大学のみとなるが、正月の風物詩である箱根駅伝もある。他にも中学や高校、実業団、さらには男女関わらずなど様々な「駅伝」があり、TV放送も数多くある。 もっとも有名なものでは箱根駅伝であり、箱根ランナーの中にはオリンピック、さらには世界陸上で活躍している選手も少なくない。しかし選手によって […]

靖国神社の緑の隊長

今年の1月12日、本書の著者であり、ジャーナリストで作家の半藤一利氏がこの世を去った。世に送り出した本は数知れず、とりわけ戦前・戦後における近現代の日本史について多くの議論を巻き起こした人物として上げられる。 本書は元々軍人の合祀に批判的だった半藤氏だが、A級戦犯の合祀について反対しただけであり、戦争の犠牲者(戦死者)について祀ることについては否定していなかった。その祀られた軍人の中で特に強い印象 […]

奔る男-小説 金栗四三

昨年の大河ドラマは、「いだてん〜東京オリムピック噺〜」だったのだが、その主人公が本書で紹介される金栗四三である。金栗と言えばオリンピックのマラソン選手として活躍した一方で、箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)の開催に尽力した人物である。もっとも箱根駅伝と金栗の母校である東京高等師範学校(現:筑波大学)とは縁が深く、第1回の総合優勝も東京高等師範学校であり、そして2004年から始まった金栗四三杯( […]

箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ

毎年1月2~3日に箱根駅伝が行われる。その1年1年に様々なドラマが映し出される。私自身もあまりTVは見ないのだが、このときばかりはTVを見るようになる。様々な物語を紡いできた箱根駅伝はここ最近どのような物語があったのか、スポーツライターとして選んだ物語を9つ取り上げている。 <今井、柏原、神野が、山の神になったとき> 今となっては山の神はもはや神話の類いなのかともいってしまうのかもしれないのだが、 […]

逆転のメソッド―箱根駅伝もビジネスも一緒です

第92回箱根駅伝まであと1か月を切った。すでに出場校は出そろい、これからどのようなドラマが生まれるのか、私自身も箱根駅伝のドラマが好きなので心待ちにしているところである。その箱根駅伝のディフェンディング・チャンピオンとして迎えるのが青山学院大学、その大学の陸上部の監督が、本書の著者である原晋氏である。その原晋氏がどのように箱根駅伝を制していったのか、その人生について綴ったのが本書である。 第1章「 […]

箱根駅伝を歩く

毎年1月2・3日と箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)が行われる。2014年は、東洋大学が3区でトップに立ち、圧倒的な強さで王者に返り咲いた。山登りのスーパーエースである柏原竜二(現:富士通)がいなくなってから初めての優勝であり、強い東洋が戻ってきたという様相を見せた。 箱根駅伝は往復合わせて約11時間、距離にして約210kmもの長い戦いなのだが、それぞれの区間にはどのような名所があるのか、私も […]

すべてのマラソンランナーに伝えたいこと

今年も残り1ヶ月を切った。「来年が言うと鬼が笑う」という言葉もあるのだが、来年の3が日は駅伝の3日間というのが風物詩としてある。元日には実業団の「ニューイヤー駅伝」があり、2・3日には今年で90回の節目を迎える「箱根駅伝」がある。3日とも「駅伝」が目を離せないのだが、その「駅伝」を走る選手の中にはフルマラソンなどに挑戦する「マラソンランナー」も少なくない。男女とも、有名なマラソンランナーを輩出して […]

雑草軍団の箱根駅伝

昨年の10月に立川で行われた箱根駅伝予餞会にてトップ通過した大学があった。その名は拓殖大学。拓殖大学は箱根駅伝の常連ほどではないのだが、数年に1度出場するほどの大学であった。しかし今年は今までの拓殖大学とは違った。主砲と呼ばれる外国人選手、ジョン・マイナを擁し、さらに監督も4年前に亜細亜大学を総合優勝に導かせた岡田氏である。今年の台風の目となるかどうか注目である。 本書はその岡田氏の生涯と優勝した […]

タスキを繋げ!―大八木弘明-駒大駅伝を作り上げた男

正月になるとこのシーズンがやってくる。昨日には実業団対抗の「ニューイヤー駅伝」、そして本日と明日の2日間行われる「東京箱根間往復駅伝競走」、通称「箱根駅伝」が開催される。 本書は優勝候補の一つと目される駒沢大学の駅伝監督、大八木弘明の伝記といえる一冊である。大八木弘明(以下:大八木)はかつて弱小集団と呼ばれた駒沢大学を常勝軍団にまでし、出雲・全日本・箱根と通算15勝獲得した闘将と、闘将の下で陸上に […]