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近世

リーダーシップ進化論―人類誕生以前からAI時代まで

リーダーシップというと、よくあるのが「ビジネス」の場におけるリーダーシップを想像することが多い。現に書店でも「リーダーシップ」となると、ビジネスの場におけるリーダーシップの本がほとんどである。 しかし本書はそれらとは大きく異なる。確かに「リーダーシップ」の本ではあるものの、人類が生まれる前から誕生、さらには人類が進化していく長い歴史のなかで、どのような「リーダーシップ」があったのか、時代背景と形態 […]

物語 オランダの歴史 – 大航海時代から「寛容」国家の現代まで

元々は「ネーデルラント」と呼ばれたが、古代にはローマ帝国の侵攻により、ローマ帝国、後にフランク王国、神聖ローマ帝国の一部にしか過ぎなかった。大航海時代を経て、16世紀後半に「ネーデルラント連邦共和国」を建国し、実質的にオランダとしての国がスタートすることとなった。本書はそのオランダ(王国)が建国されるまでの歴史と、共和国への道、日本との関係などオランダにおける歴史を「物語」にして表している。 第1 […]

サイクス=ピコ協定 百年の呪縛

「サイクス・ピコ協定」は1916年5月16日にイギリス、フランス、ロシアの間で結ばれたオスマン帝国領の分割を約した秘密協定である。昨年締結されて100年を迎えたのだが、その協定は民族差別や難民などの現在も残っている問題として横たわっている。本書は協定を「呪縛」と見立てているのだが、そもそもなぜ「呪縛」なのかも併せて取り上げている。 第1章「サイクス・ピコ協定とは何だったのか」 サイクス・ピコ協定は […]

魔女狩り―西欧の三つの近代化

中世~近世にかけて西欧を中心に横行した「魔女狩り」。18世紀あたりに科学の進化と魔女観・宗教観の変化により一気に衰退し、魔女狩りの概念がほとんど無くなり、完全に無くなったのは戦後間もない1951年、イギリスで「魔法行為禁止法」が廃止されたこと、1983年にアイルランドで「妖術行為禁止令」が廃止されたことにある。 今となってはなくなった魔女狩りだが、そもそもなぜそれが起こったのか、そして歴史の中でど […]

薩摩藩士朝鮮漂流日記 「鎖国」の向こうの日朝交渉

日本と朝鮮半島の緊張関係は今もまだ続いており、戦争責任論や竹島問題を中心にキナ臭いことが続いている。日本と朝鮮半島のいがみ合いの歴史は長く、秀吉が朝鮮半島に侵攻を行ったときからである。確か韓国のドラマ「宮廷女官チャングムの誓い」で済州島に流刑されたチャングムが医女として修業を積んでいた時、倭国(日本)から武士がやってきて、チャングムが治療に当たったことにより騒ぎとなった話がある(確か第28話あたり […]