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陸上

競歩王

マラソンを含めた長距離走や100メートル走などを中心とした短距離走と比べると競歩は陸上競技の中ではマイナーかも知れない。もっとも競技をする姿は早歩きであるため、地味に見えるかも知れない。しかし競歩は思っている以上に過酷な競技であり、タイムを競うばかりではなく、「型(フォーム)」もまた厳しく見られる。型を大きく崩してしまうと警告などのペナルティーが科せられ、最悪失格になってしまうほどである。 日本で […]

ラストラン ランナー4

本書は高校生ランナーの青春を描くシリーズ「ランナー」の最終巻にあたる一冊である。最後の一冊であるだけに、本書の舞台は高校最後の大会である。しかしその大会までには不祥事が起こってしまい、ライバルとの対決ができなくなってしまった。 再戦を期待していたランナーが意気消沈してしまったのだが、それはライバル2人だけでなかった。それぞれの選手を支える周囲の方々の尽力や秘策によってついに再選の機会が得られるとい […]

雑草軍団の箱根駅伝

昨年の10月に立川で行われた箱根駅伝予餞会にてトップ通過した大学があった。その名は拓殖大学。拓殖大学は箱根駅伝の常連ほどではないのだが、数年に1度出場するほどの大学であった。しかし今年は今までの拓殖大学とは違った。主砲と呼ばれる外国人選手、ジョン・マイナを擁し、さらに監督も4年前に亜細亜大学を総合優勝に導かせた岡田氏である。今年の台風の目となるかどうか注目である。 本書はその岡田氏の生涯と優勝した […]

タスキを繋げ!―大八木弘明-駒大駅伝を作り上げた男

正月になるとこのシーズンがやってくる。昨日には実業団対抗の「ニューイヤー駅伝」、そして本日と明日の2日間行われる「東京箱根間往復駅伝競走」、通称「箱根駅伝」が開催される。 本書は優勝候補の一つと目される駒沢大学の駅伝監督、大八木弘明の伝記といえる一冊である。大八木弘明(以下:大八木)はかつて弱小集団と呼ばれた駒沢大学を常勝軍団にまでし、出雲・全日本・箱根と通算15勝獲得した闘将と、闘将の下で陸上に […]