SF

ミステリー

記憶破断者

わずか10数分の記憶しか持つことのできない記憶破断者と記憶の上書きのできる男の戦いを描かれたある意味SF作品と言える一冊である。しかしその記憶を巡ったグロテスクな表現も出てくるホラー作品ともいえ、後者の男の犯罪を暴き、捕まえるという「ミステ...
SF

機械男

本書のタイトルである「機械男」を見ると。「電車男」「電波男」「聖書男」に続いて新しい「男」が誕生したのか、という邪推が出てきてしまう。しかも本書が出版されたのが2013年。何とも「男」シリーズの最新作と言っても過言ではないとも考えられる。 ...
SF

未来の回想

本書の小説は、80年以上前に書かれていたものが、復刻に近い形で翻訳されている。80年前にかかれたSF作品でありながらも、色褪せていないと言うから驚きである。 本書は「タイム・マシン」の製作に捧げた男の物語であるが、近き未来、そして遠き未来へ...
SF

ドール~ルクシオン年代記

今までいくつかSF作品を呼んだ事のある私だが、「ドール」と「レディ」の2編だけでこれほど分厚い物を読んだにもかかわらず、スリリング、かつ爽快さを覚えた小説は存在しない。むしろ分厚さも苦にならないほど、スイスイと読むことができる。 最初に「ド...
SF

パワードスーツ

日常の中に「SF」の要素が組み込まれている様なタイトルである。 本書の舞台は近未来の地方都市を舞台にしており、老人達が次々と失踪したときから物語が始まるのだが、やがて「連続失踪事件」から「殺人事件」へと発展したとき、「パワードスーツ」及びそ...
SF

星のひと

全てはある不幸(?)から始まった。主人公の同級生の家に隕石が落ちてきたことから始まった。 隕石が落ちることはほぼゼロに近く、「ラッキーだったね」とか「大金持ちだね」と嫉妬の目を向けられる同級生の草太がいる。常に特別な存在でいたい主人公と、隕...
書評

追憶のハルマゲドン

本書によるとカート・ヴォネガットの没後一周年を記念して出版された短編集であり、未発表のものを中心に編纂された一冊である。 ヴォネガットの作品は60年代ごろから次々と翻訳されてきたが、80年代にはブームにまで発展し、爆笑問題の太田光もファンの...
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