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2020年10月31日

愛が嫌い

「愛」と言う言葉を好いている人もいれば、本書の登場人物に出てくる人のように嫌いな人もいる。それは人それぞれと言った方が良いのかもしれない。 本書は愛を憎むと言うよりも、軽んじた「愛」を嫌い、自分自身の日常を取り戻すと言った物語である。その中には大人になれていない人々がおり、自分自身を見つけ、つくっていくためにもがき苦しんでいる姿がここにあった。 また本書はあと2編あり、「しずけさ」と「生きるからだ […]