書評 囲碁文化の魅力と効用 小学校の時に囲碁をやったことを覚えている。今ではほとんどやらないが、以後の番組を見ることがたまに観る程度である。 しかし囲碁というのは五目並べのように簡単なものではない。碁石でもって陣地取りをするゲームであるため戦法や定石のみならず、細やか... 2009.02.22 書評芸能
書評 極上 歌丸ばなし もはや「「笑点」の顔」とであり、落語芸術協会の会長であり、ついこの前まで肺気腫で入院していた桂歌丸の自伝である。本書が発売されてまだ間もない時に笑点で本人が宣伝していた時に三遊亭楽太郎が「遺書ですか?」と言ったそうだが、笑点を見ている限りで... 2009.02.16 書評芸能
書評 親馬鹿力のおかげです―福を呼ぶ、人の育て方 「気をつけろ 黄色い着物が やってくる」 一昨年の秋に林家木久扇・木久蔵のダブル襲名し、名実ともに「馬鹿親子」をほしいままにした。「笑点」見ている人であればわかるだろう。 本書はその親子の生い立ちと共に木久扇の子育て指南をする一冊である。「... 2009.02.12 書評芸能
書評 子米朝 今年の10月に桂小米朝が五代目桂米團治を襲名した。五代目米團治の師匠はご存じ人間国宝であり、父である三代目桂米朝。米朝の師匠は四代目桂米團治、つまり米朝の師匠の名を自分が継ぐという形になったのである。当然戦後の上方落語の草分け的存在であった... 2008.12.18 書評芸能
書評 適当論 私は「適当」という言葉が前まで非常に許せない単語であったことをよく覚えている。簡単にいえば何が何でもきちんとやらなければ気が済まない性格である(今でもその名残は残っているかな)。ではこの「適当」というのをちょっと辞書で引いてみる(当然「go... 2008.12.11 書評芸能
書評 もう一席うかがいます。 当ブログの名前は落語の演目から取っているので、たまにはこういうものもということで。 三代目古今亭志ん朝が亡くなって7年経つ。本書は志ん朝が亡くなって5年経って出版されたものである。志ん朝が亡くなってしばらくたったの笑点で林家木久蔵(現:林家... 2008.12.06 書評芸能
書評 江戸歌舞伎の怪談と化け物 今日はちょっと縮小といった感じで。 当ブログの題名は「蔵前トラックⅡ」であるが、これの起源は落語の演目からきている。四代目(自称九代目)鈴々舎馬風が「蔵前駕籠」という題目の「駕籠」を「トラック」に改変して口演したのである。詳細はウィキペディ... 2008.11.22 書評芸能