書評

国内

となりの「愛犬バカ」

犬に限らず「動物を飼う」人は多い。私は自宅では動物を飼っていないが(そもそもペットを飼うことは禁止されている)、実家ではオカメインコを飼っている。毎年実家に帰るとそのインコの面倒を見ることになるのだが、数年飼っているせいか、インコは変な意味...
哲学

超訳 ニーチェの言葉

「ツァラトゥストラはかく語りき」「曙光」でおなじみのニーチェの名言集と言える一冊である。ニーチェの作品は大学・社会人に渡って何度か読んだことはあるのだが、哲学書の中でも難しい部類に入るほど読みにくく、一冊読むのにも時間がかかる。それもそのは...
書評

日本霊異記の世界 説話の森を歩く

日本文学の代表する「霊」にまつわる説話集と言えば「日本霊異記」である。その中から一寸法師など童話として取り上げられた作品もある為、「日本霊異記」という名前は知らなくても、この説話は聞いたことがあると言う人もいるだろう。 本書は「日本霊異記」...
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仕事術

ラクして成果が上がる理系的仕事術

「一生モノの勉強法」がベストセラーとなった京大大学院教授である鎌田氏であるが、元々理系に関する本も出しており、本書が鎌田氏におけるビジネス書のはしりの一つと言える。一昔前までは「理系」というと変人やオタクの集まりと言われ、忌み嫌われる存在で...
国際

ネパール王制解体―国王と民衆の確執が生んだマオイスト

先進国では「民主主義」の国家が当たり前の如くある。とはいえ中国の様に共産党独裁政治を張っている国もあれば、一党、もしくは個人のみの独裁国家というのは世界でおよそ100ヶ国も存在する。それらは発展途上の小さな国家であり、独裁政治の中で苦しめら...
宗教

破戒と男色の仏教史

仏教には他の宗教の中でも戒律の厳しい宗教として知られており、とりわけ「殺生」を禁じたのは有名である。仏教の推進に尽力した聖武天皇の頃から黒船来襲までおおよそ1000年もの間、日本では「殺生」を禁じたことにより、牛や豚といった動物を食肉にする...
書評

頭がよくなる照明術

普段当たり前にある照明も、照明の形、色、強さによって趣や受ける人の気持ちが変わってくる。人間にある感情や音楽と同じくして、照明にもTPOが存在する。本書はいかにもビジネス所のようなタイトルであるが、照明の重要性というのがよくわかる一冊である...
日本

幻の北海道殖民軌道を訪ねる―還暦サラリーマン北の大地でペダルを漕ぐ

「殖民軌道」という言葉はご存じだろうか。 北海道は江戸時代の後期、当時「蝦夷」と呼ばれていたとき、開拓のために敷設された特殊な交通機関、「鉄道もどき」とも呼ばれたものである。その「殖民軌道」は昭和47年に姿を消し、今やそれを知るものはごくわ...
書評

すし屋の常識・非常識

本書を読んでいると最近寿司屋に行ったことないなとしみじみ思ってしまう。寿司や刺身が好きなのだが、最近ではそういったものを食べようと思うと億劫になってしまう(吝嗇の性なのだろうか)。 実際にすし屋に行ったことは数回しかなく、いずれも回転寿司店...
書評

福沢諭吉 背広のすすめ

日本で始めて「スーツ」という概念が生まれたのは幕末のころ、長きにわたる「鎖国」が黒船の来襲により終焉を告げたことからである。 日本では「スーツ」のことを「背広」という言葉に置き換えることができる。おそらく「背広」を着たサラリーマンが「父親の...
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