書評

国内政治

愛国者は信用できるか

右翼団体「一水会」の顧問であり、右翼の大家ともいわれている鈴木邦男氏。その方が「愛国社は信用できるか」というものだから驚きである。もっと驚きだったのは本書の帯紙に書いてある「三島由紀夫は言った「愛国心は嫌いだ」」ということである。 ハッキリ...
国際

老いはじめた中国

現在中国は高度経済成長も踊り場に差し掛かり経済が交代しだしてきたころである。この中国が追い始めたというのだから国がもう何千年もの歴史を積んできたのだからそろそろ滅びるのかと邪推をしたりもした。 しかし本書では、中国は高齢化しつつあるというこ...
国内

介護―現場からの検証

2000年から発足された「介護保険制度」。2004・2006年に改正され多様な要支援・要介護者のための対応について政府は考えたのだろう。しかし介護の現状はあまり変わっていない、と言うよりもむしろ悪くなっているという声が強い。現状としては非常...
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国際政治

李明博革命

2008年2月、李明博政権が誕生した。約15年にもわたって続いてきたウリ党の左派政権が交代し、本当に久しぶりの韓国の保守政権(ハンナラ党中心の)が誕生した。特に北朝鮮の外交政策がきわめて明確で強硬姿勢を貫くというものである。 さらに日本に対...
日本人

冒険家 75歳エベレスト挑戦記

2008年5月26日午前7時33分(現地時間)、三浦雄一郎が世界で初めて70代で2度目のエベレスト登頂に成功した。本書はその三浦雄一郎の半生と、この2度目のエベレスト登頂の日記などがある。特に日記については三浦氏自身の思いの交錯が如実に描か...
国内

日本の難民受け入れ過去・現在・未来

日本における難民問題はそれほどメディアでは取り扱われていない。しかし難民は人権問題であるので日本の法務省および外務省は看過できない課題と言えるのではないだろうか。 本書ではその難民問題を日本の現状及び日本に近い北朝鮮および台湾海峡における難...
日本史

「東京裁判」を裁判する

パール判事の本を3冊読んだせいか、東京裁判についての本をもっと詳しく読みたくなってきた。本書はこの東京裁判について批判をする1冊である。しかし、ごくごく基本的なことが書かれているので本書は東京裁判についての入門書と東京裁判の批判点の中でも基...
書評

日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか

表題からして何やら不思議な感じがしてならない。1965年を境に日本人は「キツネにだまされた」ということを口にしなくなったという。それを歴史学、歴史哲学的観点から考察していこうというのが本書である。 そもそも思ってみれば不思議な話である。昔は...
日本史

パール判決を問い直す

まず結論から言うと中島氏は小林よしのり氏と論争を繰り広げたという、ゴー宣のパール真論ではさんざん中島氏や西部氏を批判しながらもパール判決の在り方を語っていたが、本書では小林氏の批判がないといってもいい。まずはここで期待外れ。もう一つは裏の帯...
書評

マンガをもっと読みなさい

マンガと言うのは日本が生んだポップ・カルチャーである。 これについては主張してから一遍も変わったことがない。マンガと言うのは小説や新聞と言った活字よりは字数は少なく絵が多いというイメージ、そして近年ではオタクが世界的ブームとなっており、大人...
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