マンガをもっと読みなさい

マンガと言うのは日本が生んだポップ・カルチャーである。
これについては主張してから一遍も変わったことがない。マンガと言うのは小説や新聞と言った活字よりは字数は少なく絵が多いというイメージ、そして近年ではオタクが世界的ブームとなっており、大人たちには敬遠されがちになってきている。事実アニメや漫画を頭ごなしに批判をしている論客もいるというから悲しいことである。

本書は対談形式ではあるが、特に驚いたのが「バカの壁」でおなじみの養老氏である。あのよう労使が、マンガのことを絶賛しているのだから驚きである。本書にはないものの台湾の歴代の総統にも漫画を絶賛した人がいる。李登輝元総統と陳水扁前総統である。これは「ゴー宣」の台湾論を見たらもっと明確に書かれているのでこちらを読んでいただきたい。

話を戻す。マンガの良さについて京都精華大教授の牧野氏と解剖学者の養老氏というまさに移植の対談となっている。副題を見てみたら養老氏だということには納得がいく。

感想はと言うと、総論的にはマンガと脳の関連性について非常に面白く解説されていたのでよかった。各論についても、ドラえもんやハリーポッターの言及については斬新な切り口であったためか衝撃的な内容であったため、見事としか言いようがなかった。

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