書評 出世をしない秘訣 改訂新版―でくのぼう考 ビジネス書を見ると、「デキる人の~」や「出世できる人~」という本が立ち並ぶ。おそらく本書のような本はなかなか出てこない。これほどまでに穿った本は見たことがないとも言える。 ビジネス書に辟易を持った人であれば、本書を手にとってほしい。まさに「... 2012.08.17 書評自己啓発
スポーツ 角界モラル考―戦前の大相撲は「おおらか」だった 近年は「モラル」や「八百長」などで騒がれている角界であり、かつ横綱白鵬が一強時代を築いたが、それが崩れ始めいよいよ戦国時代と呼ばれるようになり、だんだん面白くなってきたとも言える。 そもそも角界は「神聖」なものなのかと思ってしまうが、本書を... 2012.08.16 スポーツ書評
仕事術 WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う 諺に「隗(かい)から始めよ(または、「隗より始めよ」とも言う)」と言うのを連想してしまう。その意味は、 「大事業をするには、まず身近なことから始めよ。また、物事は言い出した者から始めよということ。」 とある。大事業を興すためのリーダーとして... 2012.08.15 仕事術書評
スポーツ 「ドーハ以後」ふたたび 世界から見た日本サッカー20年史 今年日本サッカーの幕開けとして知られる「Jリーグ」が初めて開幕して20周年を迎える。 昨今では関塚ジャパンが44年ぶりにベスト4に進出したものの、その44年前の因縁を持つメキシコと対戦したが、惜しくも敗れ、さらに次の3位決定戦には宿命の韓国... 2012.08.14 スポーツ書評
日本史 アイヌの世界 北海道出身である私にとって「アイヌ」は切っても切れない、というよりも北海道とアイヌは切っても切れないものである。小学校時代の時にはよくアイヌに関する授業も受けたことがあり、地名もアイヌ語からきているものも多い。 しかしそのアイヌ民族はいった... 2012.08.13 日本史書評
宗教 四国遍路―さまざまな祈りの世界 四国八十八カ所の寺院を巡る「お遍路」こと「四国遍路」、元々平安時代から始まったのだが、平成に入って「一大ブーム」となった。前首相である菅直人も2001年と、首相を退いた2011年の2回お遍路を行った。 そのお遍路にはどのような思想があり、ど... 2012.08.12 宗教書評
ビジネス書 コンセプトのつくりかた スタジオビビ 乙丸様より献本御礼。 世界にイノベーションを起こすアイデアを思いつくことは誰にもある。そのアイデアを生み出すための考えにある。 その「コンセプト」をいかに作っていくのか、本書は「Wii」の開発に携わり、現在では郷里の八戸市で地... 2012.08.11 ビジネス書書評
国内政治 ふしぎな社会 おかしな行政 社会や行政は時代とともに変化をしていくが、その「変化」が「不思議」なものであったり、「おかしな」ものであると考える人が多い。しかもそれが行政や社会の中枢にいる人にしかわからないものがある一方で、その中枢の外でしかわからないものもある。 それ... 2012.08.10 国内政治書評
日本史 ナガサキ 消えたもう一つの「原爆ドーム」 1945年8月9日 午前11時2分 3日前の広島に続いて、アメリカの戦闘機「ボックスカー」が長崎に原爆「ファットマン」が投下された。約15万人もの人々が原爆により命を落とし、長崎の街は壊滅的なダメージを受けた。 本書はその中から「(浦上)天... 2012.08.09 日本史書評
文芸・評論 いい奴じゃん 多くの新入社員は研修が終わり、いよいよ本当の意味で社会人人生のスタートである。大いなる社会の荒波に揉まれて図太くもあり、強く生きることが求められる時代である。 その一方で、「ロストジェネレーション(通称:ロスジェネ)」と呼ばれる世代はバブル... 2012.08.08 文芸・評論書評