人間

エッセイ

スピンク日記

スピンクと言う名前は珍しいのだが、それは本書の表紙にある犬の名前を表している。ちょうど耳に当たる部分がピンク色をしていることから表しているのかも知れない。 そのスピンクと主人との付き合い、なおかつ犬の生態とともに、どのように飼っていたのか、...
ミステリー

優しき悪霊 溝猫長屋 祠之怪

「悪霊」と言うと怖い印象がある。もっともドラマ・アニメ・小説などで悪霊というと、人に対して悪さを行ったり、敵になったりすることがあり、必ず害をなす存在としてあげられる。 しかし本書はそれとは異なり、怪談でありながらも霊たちとの関わりがあり、...
ミステリー

ダブルトーン

本書が出版されたのは5年前であるのだが、その次の年はBSプレミアムでテレビドラマにすることとなった。そのドラマ化に至った要素として何かというと、サスペンスの要素がありながら、二人の「ユミ」が織りなす恋愛と記憶が交錯する作品である。 恋愛小説...
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書評

まっぷたつの先生

「まっぷたつ」と言っても物理的にそうなったら怪奇小説であるのだが、本書はそうでなく、人格、あるいは時間軸的に「まっぷたつ」を表している。「時間軸的」というのが本書において最も重要な要素であり「現在」の自分と「過去」の自分それぞれを表している...
ミステリー

ギンイロノウタ

ミステリー小説の中で殺人事件が多くあるのだが、これほどまでに残酷な殺人がある作品は見たことがない。しかもその「残酷」さは殺人事件の現場ではなく、むしろその殺人を行った人の「殺意」にまで及んでいる。もっとも殺意が自閉症傾向などの境遇や性格から...
世界史

ヒトはこうして増えてきた―20万年の人口変遷史

現在地球では72億人ものヒトがいるのだが、急速に人口が増えてきたのは20世紀に入ってからのことである。急速に増えていったのはわかるが、それまではどのような人口の増え方をしていったのか、そのことについて取り上げているのが本書である。 第一章「...
書評

下に見る人

「自分より下」を見る人はどのような目や表情で見るのだろうか。ある意味「見下す」ような状況にあるのだが、状況や境遇、さらには人によって下に見る人の表情は変わってくる。本書はそういった下を見る人を主観においた話を収録している。収録している数は全...
技術

人と芸術とアンドロイド― 私はなぜロボットを作るのか

技術革新の波は止まるところを知らず、アンドロイドやAI(人工知能)も日々進化している。アンドロイドの分野でもホンダのASIMO(アシモ)の誕生をきっかけに様々なロボットが開発されるようになった。先の被害日本大震災における福島第一原発事故の処...
医学

ヒトはなぜ難産なのか――お産からみる人類進化

ヒトが子供を産むときには、肉体的負担がかかるといわれている。そのため「難産」と言われているのだが、もともと「出産」自体死ぬ可能性のあることがあり、女性にとっては最もつらいことの一つとして挙げられる。しかし医療技術の進歩により、母子死亡率が減...
哲学

人間の煩悩

元々「煩悩」とは、 仏教の教義の一つで、身心を乱し悩ませ智慧を妨げる心の働き(汚れ)を言う。Wikipediaより という。人間誰しもが存在するものであるのだが、煩悩と上手く付き合っていくか、あるいは抵抗していくか、というのは人それぞれとも...
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