TAG

友情

ふたりでちょうど200%

本書は友情にまつわる物語である。特にスポーツなどについては1人ではなかなか難しくても2人の力を合わせることによって、足し算で言う所の「1+1=2」が「1+1=∞」というような表現で使われることが多い。 しかし「友情」といってもスポーツに限らず、推し活、YouTuberや俳優など、様々な局面における「友情」を描いている。しかもその友情の絆はここ最近多用されている「異世界転生」をしても同じ友情を育むと […]

友情だねって感動してよ

青春と言うべきか、衝突と言うべきか、少年・少女たちの人間模様をこれでもかというくらい青臭く描いた短編集である。おそらく「思春期」、あるいは「青年期」と呼ばれるほどの多感な時期であるだけに、わかり合いたいといった感情を持ちながら、人間関係の衝突を繰り返していく。 その「衝突」を通して、心的な「傷」を突くことが往々にしてある。その傷を越えて、友情を見出していくと言うものである。 「青春」とはいったい何 […]

ぼくらは夜にしか会わなかった

日常的な小説なのかも知れないのだが、恋愛でもなく、友情でもなく、単なる「出会い」に収斂している印象が強い。 とはいえ、短編でありながらも人の出会いの尊さがまざまざと感じさせられる一冊であり、なおかつ人との出会いがいかに人生に関わっていくのかがよく分かる。もちろん「出会い」と言っても恋愛的な要素もあれば、仕事的な要素、さらには家族的な要素から、友情的な要素まで存在する。 それらの「出会い」がいかにし […]

格付けしあう女たち

年に数回テレビ朝日系列で「芸能人格付けチェック」が放送される。その格付けの中で確実に正解を積み上げていく芸能人もいれば、不正解を連発し「映す価値無し」となってしまう芸能人もいる。バラエティ番組であるだけに、面白さもあるようだが。 前述「格付け」であれば、お遊びなので面白いのだが、どうしても穏やかでない「格付け」も存在する。その中でも本書では「女子カースト」と呼ばれる陰湿な格付けが行われているという […]

みんなの秘密

「人に言えない秘密」は誰にでもある。私自身もそういった秘密を持っている。本書の舞台はとある中学校、しかも多感な中学2年の仲良し3人組が主軸となり、人には言えない秘密を持ちながら、日常を過ごすという話である。 日常的な出来事を取り上げている作品であるので、もしかしたら単調に終わると思ったらそうではない。多感な中学生ならではの感情がありありと表現されており、「仲良し」ではあるけれど、表情によっては3人 […]

きょうのできごと、十年後

本書は「きょうのできごと」の続編であるのだが、ちょうど前書がでて10年という節目を迎えたため「十年後」というタイトルがついたと言える。 ちなみに本書も設定は「きょうのできごと」から10年後を舞台となっており、その10年前に出てきた人々が10年後に再会をした所から物語は始まる。 どういった作品なのかというと、10年後の再会前後の時の他愛のないエピソードが綴られている。しかし日常の中でも10年間という […]

ルームシェア・ストーリー

「ルームシェア」 あまり聞きなれないがそういったことは日本でも行われている。いわゆる「共同部屋」のことであるが、アパートやマンションなどでそういったことがあることは自分自身もその体験をしていないからあまり理解ができない。 私事はさておき、本書は彼氏と分かれた女性とそれとは赤の他人の男性とのルームシェアの中で生まれたラブストーリーである。2人は女性の彼氏と分かれる遙か前からずっとルームシェアをしてい […]