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大学

津田梅子―女子教育を拓く

少し前に「この空のずっとずっと向こう」にて取り上げたのだが、明治時代に入り、アメリカにて文化などを学ぶために「使節団」として100人を超える日本人が渡っていった。その中に女子留学生が5名いた。先述の本では吉益亮子を取り上げたのだが、本書で取り上げるのは、その5名の女子留学生で最年少である津田梅子である。満6歳でアメリカに渡ったが、その中で何を学び、そして「希望」をもって、女子英学塾(現:津田塾大学 […]

女子野球史

野球というと男性が行うスポーツのように見えるが、「女子野球」もあり高校野球などもある。かつては女子プロ野球リーグもあったのだが、2021年をもって活動休止となった。特に高校女子野球は決勝戦のみであるが、男子の高校野球と同じく甲子園で行われるようにもなっている。さらに言うと女子野球を題材にする作品はゲーム・漫画などでも取り上げられているほどである。 そもそも女子野球はどのような歴史を辿っていったのか […]

自治体と大学――少子化時代の生き残り策

私自身大卒であるが、もっとも大卒してからもう14年の月日が流れる。その間に新設された大学もあれば、募集停止となり、閉校した大学もある。さらに言うと大学というと「大学受験」が良く言われるが、昨今では「大学全入時代」と呼ばれ、よほど志望している学校を受験するためでない限り浪人になるケースも少なくなってきている。 もちろん大学側も定員割れを起こすケースも少なくなく、国公立大学もその例外ではない。本書は少 […]

チームⅢ

来月開催の出雲駅伝から大学駅伝シーズンがスタートする。その後は俗に「伊勢路」と呼ばれる全日本大学駅伝があり、関東の大学のみとなるが、正月の風物詩である箱根駅伝もある。他にも中学や高校、実業団、さらには男女関わらずなど様々な「駅伝」があり、TV放送も数多くある。 もっとも有名なものでは箱根駅伝であり、箱根ランナーの中にはオリンピック、さらには世界陸上で活躍している選手も少なくない。しかし選手によって […]

目を見て話せない

「コミュ障(コミュニケーション障害)」をひとえに言っても、様々な種類がある。本書の主人公は話すときに目を見て話すことができない状況もあり、元々はマンガだが、アニメ・ドラマにもなった「古見さんは、コミュ症です。」の主人公の場合はそもそもの人付き合いが苦手で会話もままならない状態(会話しようとすると激しく震える性質である)になるという。 かくいう私自身はその両方には当てはまらないのだが、積極的に声を掛 […]

ニューヨーク大学人気講義 HAPPINESS(ハピネス)―GAFA時代の人生戦略

本書はニューヨーク大学にて5000人もの人が受講し、100万人以上の人々が視聴した人気講義である。GAFAと呼ばれる企業群が席捲する中で、私たちはどのような人生を送ったら良いのか、幸せになれるのかといったことを4つの講義にして伝授している。シンプルかも知れないのだが、非常に大切なことである。 第1講「幸福の講義―激変する世界で幸せになる」 幸福は人それぞれである。また幸福の定義については年を取って […]

医学部

「医学部」と言うと、国公立の場合は難易度が高い、私学の場合は学費が高いといった印象が強い。とりわけ国公立の医学部は、花形の学部であり、人気は今もなお根強い。もっとも受験の中でも最大のハードルとしてある印象が強く、なおかつ医学部出身であることのブランドだけではなく、医者であることにより、収入が高く、安定するといった印象もある。 しかしながらここ最近の医学部は崩壊の一途を辿っている。医学部受験と行った […]

きみの傷跡

人には誰しも「傷」を持っている。それは外傷といった目に見える傷もあれば、誰にも見えずに苦しむ、いわゆる「心の傷」も存在する。 特に本書は男性は女性に受けた、一方の女性は男性に受けた「傷」があった。傷の舐め合いと言った言葉があり、本書も見ようによってはその類いが会っているように見える。しかしながら、お互いの「傷」が2人の出会い、そして邂逅を通して、だんだんと言えていくように見えた。 「傷」の度合いか […]

科学者が消える―ノーベル賞が取れなくなる日本

日本では「科学大国」と呼ばれ、毎年のようにノーベル賞を受賞する国となっていったのだが、ここ最近では「科学大国」が崩壊し、ノーベル賞はおろか、科学者そのものが日本に消えるのではないか、といった風潮も出てきている。本書はその現状を取り上げている。 第1章「憧れだったノーベル賞」 ノーベル賞はダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベルの遺言に従ってできた賞であり、物理学、化学、生理学・医学、文学、平和 […]

ムシカ 鎮虫譜

何とも不思議なタイトルである。本書には「虫」といった要素もあれば、ラテン語やイタリア語における「音楽」を意味する「ムジカ(Música)」という意味をなしている。その2つの要素を合わせてタイトル付けているのも面白味がある。 本書の主人公は音大の同級生グループがスランプ脱出のためにとある無人島へと訪れた。しかしその無人島には音楽の神が祀られていると呼ばれる島があるのだが、虫の大群だった。「ムジカ(M […]