小説

書評

宝くじが当たったら

私は、社会人になってからは宝くじを買ったことがない、いや、買わないようにしている。実際に当たる可能性も低いと言うのもあるし、実際に1等○億円をもらったとしても、もらった後はある種の地獄が待っているように思えてならないからである。実際に億単位...
時代

言霊 大伴家持伝

言葉には色々な意味があり、力がある。とりわけ「力」の部分では、「言霊」と言われるのだが、奈良時代の歌人で、三十六歌仙の一人である大伴家持は5・7・5・7・7の短歌から織りなす風情を彩り、現在でも万葉集や小倉百人一首などで伝えられている。 本...
ミステリー

神様でも間違う

本書の著者は警視庁の警察官として23年間勤務し、退職後は11年間ジャーナリストとして冤罪事件や警察の腐敗についての取材に尽力した。しかし2010年11月に自殺。いったいどのようなきっかけで自殺をしてしまったのか、今でもその真相は闇の中に包ま...
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書評

何もかも憂鬱な夜に

人間は誰しも「憂鬱」になるときがある。私も例外では無く、1日の何時間かは憂鬱になることがある。その憂鬱の金部を以下に脱するかは人それぞれなのだが、自分自身はうつになっている事をノートに書き出す、と言った事をやっている。 私事はここまでにして...
SF

機械男

本書のタイトルである「機械男」を見ると。「電車男」「電波男」「聖書男」に続いて新しい「男」が誕生したのか、という邪推が出てきてしまう。しかも本書が出版されたのが2013年。何とも「男」シリーズの最新作と言っても過言ではないとも考えられる。 ...
書評

南部芸能事務所

お笑いの現場には様々なドラマがある。それは例えば芸能事務所の劇場もあれば、寄席の現場にもある。本書は芸人を志した青年が相方を探し、漫才師として初舞台に立つまでの事を描いている。 表紙、及び本書の中にある写真の多くは寄席をイメージされているの...
2013年

年末恒例ランキング2013 vol.3 「文芸・評論」本ランキング

今日のランキングは「文芸・評論」本のランキングです。今年は35冊取り上げました。有名な作品もありましたが、マイナーな作品を取り上げることがほとんどでした。でも自分自身が面白いと思った作品ばかり取り上げました。 今回はこの中から印象に残った本...
SF

未来の回想

本書の小説は、80年以上前に書かれていたものが、復刻に近い形で翻訳されている。80年前にかかれたSF作品でありながらも、色褪せていないと言うから驚きである。 本書は「タイム・マシン」の製作に捧げた男の物語であるが、近き未来、そして遠き未来へ...
書評

海辺の恋と日本人~ひと夏の物語と近代

海というと、夏の海水浴を連想する人も多い、中には各種サーフィンなどマリンスポーツを連想する人もいることだろう。取り分けマリンスポーツの中には冬でも行っているものもあり、私の住んでいる近くの由比ヶ浜に行くと、砂浜を歩く人、あるいはサーフィンを...
ミステリー

四〇一二号室

本書のタイトルは本書で「最恐」と言われる事件の舞台である。その舞台はタワー型マンションと言われるところの40階にあることから「四〇一二号室」になった。私だったらあまりそう言う所に住みたくは無いが、見晴らしは良さそうと言うことは容易に想像がつ...
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