時代 天下取(てんかとり) 天下を狙うために戦うのは何も武士といった男立ちばかりではない。政略結婚の中で、相手に嫁ぐという女の戦いがある。戦国時代における女の戦いというと、多くの作品としてくノ一といった女の忍者、さらには大名の側室などを表す「大奥」と言ったものが挙げら... 2020.08.08 時代書評
日本史 太閤検地-秀吉が目指した国のかたち 豊臣秀吉が「太閤」になってから盛んに行われた検地であるが、検地はいったい何なのかと言うと、 「豊臣・徳川政権下で、村内の田畑・屋敷を一筆ごとに間竿(けんざお)・間縄などを用いて測量し、段別(たんべつ)・品位・石高・名請(なうけ)人を定める、... 2020.06.12 日本史書評
日本史 織田信忠―天下人の嫡男 天下人となった織田信長の嫡男であった織田信忠(おだのぶただ)は織田家当主の後継者として有力で、なおかつ家督を継ぎ、天下人としての道を進もうとした矢先、本能寺の変にて、父・織田信長とともに自害したことで知られている。わずか26年の生涯であった... 2020.03.21 日本史書評
時代 将軍家康の女影武者 様々な時代の中で愛する人・国のために闘う女性がおり、なおかつ創作でありながらも、それを描く作品も数多くある。本書は戦国から江戸時代初期にかけて活躍したある側室の女性を中心とした物語である。 その主人公は卯乃とあるが、史実では「英勝院」がこの... 2020.02.25 時代書評
日本史 撰銭とビタ一文の戦国史 お金を支払う文句に「ビタ一文支払わない」がある。この中の「ビタ一文」とはいったい何なのかと言うと、元々「ビタ」は漢字一文字で「鐚」と書く。文字通り金の編に悪のつくりのため、元々は粗悪な紙幣や貨幣などのお金を表すのだが、いつのころからか転じて... 2019.11.26 日本史書評
時代 地上の星 本書のタイトルを見ると中島みゆきの同曲を連想してしまうのだが、本書はそれとは無関係である。 本書は島原地方におけるキリシタンを取り上げている。島原と言えば天草四郎時貞が起こした1637~1638年の「島原・天草一揆」が有名であるのだが、本書... 2019.08.16 時代書評
日本人 古田織部 – 美の革命を起こした武家茶人 戦国武将でありつつ、有名な茶人がいる。その名も古田織部(古田重然)であり、2011年にアニメ化されたマンガ「へうげもの(「ひょうげもの」と読む)」のモデルでもある。そもそも古田織部自身について「宗湛日記」にて「へうけもの」と呼ばれていたこと... 2019.07.10 日本人書評
日本史 忍者の歴史 海外で認知されるステレオタイプの日本として挙げられるものの中で「忍者(NINJA)」がある。忍者自体は独特な存在としてあるのだが、海外では「スパイ」といった諜報活動、さらには「ヒットマン」といった「殺し屋」といったことを忍者によって行われた... 2018.12.13 日本史書評
日本人 天を想う生涯~キリシタン大名 黒田官兵衛と高山右近~ キリシタン大名は数多くいるのだが、その中でも有名な人物もいる。とりわけ本書で取り上げる高山右近は客将として前田家に使えるも、キリシタン大名であることに国外追放され、フィリピンにて逝去した。今から3年前にローマ教皇フランシスコによって列福され... 2018.05.21 日本人書評
時代 續 太閤私記 農民から織田信長に仕え、本能寺の変を乗り越え、天下統一を果たした豊臣秀吉。関白から太閤にまで上り詰めるのだが、天下人に至るまでの道のりを「私記」と言う形で創作した一冊である。 もちろん創作なので史実とは所々異なる部分があるのだが、その異なる... 2018.03.07 時代書評