国内 超空気支配社会 日本は「空気」によって支配されていると言われても過言ではない。しかしそれは今に始まったことではなく、かつては「世間」と言う言葉に当てはめて、あたかも「空気」と同じように扱われた。 論者によってはこの「空気」について批判的に論じた人も少なくな... 2022.01.21 国内書評
国際 ロヒンギャ問題とは何か――難民になれない難民 「ロヒンギャ問題」は今もなお続いている。しかしロヒンギャ自体は蔑称に近い部分があり、「ベンガル人」や「ベンガル系ムスリム」あるいは「ラカイン州のムスリム」といった表記になることも多い。 ロヒンギャの点でメディアに出たところ2012年以降に起... 2021.02.08 国際書評
国際政治 ミャンマー権力闘争 アウンサンスーチー、新政権の攻防 今でこそ国家顧問・外相として政権を担っているのだが(※ミャンマーの憲法上大統領に就任することができないため)、そもそもアウンサンスーチーはどのようにして政権を担うようになったのか、その攻防を追ったのが本書である。 第一章「闘争の幕開け」 元... 2019.09.09 国際政治書評
国内 忖度社会ニッポン 昨年の流行語大賞の一つ「忖度」がある。辞書で調べてみると、 「他人の心中をおしはかること。推察。」(「広辞苑 第七版」より) とある。昨年流行語大賞に選ばれた理由として森友・加計学園問題にて安倍晋三首相の意向を汲むという観点で選ばれたのかも... 2018.08.17 国内書評
国内政治 民主党政権 失敗の検証 – 日本政治は何を活かすか 2009年8月の政権交代により、民主党政権になり、奪回をすることになった2012年の12月まで約3年4ヶ月の間、民主党が政権を持った。しかしその政権は外交を始め様々な政策をこじらせ、民主党不信はおろか、政治不信を増幅させた。また、国益として... 2015.04.20 国内政治書評
国内政治 権力移行―何が政治を安定させるのか 「権力」は未来永劫、同じ所にあるわけではない。日本の政治でも民主党や自民党が政権交代したように権力は年が経つにつれて「移行」してしまう。 本書は日本の政権がどのように「移行」して行ったのか、そしてこれから政権交代はどのように変化をするのか、... 2014.02.03 国内政治書評
国内政治 政権力 昨年8月の衆議院総選挙で民主党が初めて第一党となり、その後民主党政権が誕生し、16年ぶりに政権交代が起こった。しかし民主党は普天間基地問題、さらに政治とカネにより、今月4日に鳩山政権が崩壊し、2日後に菅直人が内閣総理大臣に就任した。今も混迷... 2010.06.23 国内政治書評
国内 思考停止社会~「遵守」に蝕まれる日本 よく「コンプライアンス」というのが叫ばれている。確かに法令や倫理を守ることは重要なのだが、時としてこの「遵守」というのが法令よりも広がり、幅が利かなくなる、思考が停止するのではないのかと著者は危惧している。確かに「コンプライアンス」という言... 2009.04.23 国内書評
国内政治 真空国会―福田「漂流政権」の深層 それは3年前の9月から始まった。 小泉劇場が終焉を迎えたこの年の秋に安倍晋三が第90代内閣総理大臣となった。小泉の後継者として多大な期待を寄せられての船出であり支持率は8割をゆうに超えた。しかしその歯車は瞬く間に崩れ、最終的には2割にまで落... 2009.01.18 国内政治書評