日本史 東京裁判を正しく読む 今年で東京裁判での判決60周年、同時に7人のA級戦犯の死刑執行60年となる。今年は東京裁判にまつわる本が次々と出ていて、当ブログでもいくつか紹介している(今年発売のものや、過去に発売されたもの問わずに)。 本書は東京裁判全体についてであるが... 2008.11.04 日本史書評
医学 後期高齢者医療制度―高齢者からはじまる社会保障の崩壊 「後期高齢者医療制度」は今年の4月から始まったがこの施行前後、そして今でも廃止を求める声が非常に強い。「高齢者を食い物にするつもりか」や「これ医者をいたわれ」という言葉ばかり飛び出すが、実際の所「後期高齢者医療制度」廃止後の財源についてどの... 2008.10.28 医学書評
日本人 日本を教育した人々 表題からして何か釈然としない感じがする。今の日本を育て上げた外国人は誰なのかを言っているのだろうか。あるいはGHQのように日本を占領下に至らしめて再教育した人たちを挙げているのかという疑問がある。と言うことは寺子屋などの日本独自の教育はこれ... 2008.10.28 日本人書評
書評 姜尚中の青春読書ノート 東京大学大学院教授で政治学者の姜尚中が熊本の野球少年だったときからずっと数多くの書物を読んでいた。本書では夏目漱石やボードレール、丸山眞男、マックス・ウェーバーの作品をピックアップして姜尚中自身の半生を綴っている一冊である。 とりわけ私が衝... 2008.10.26 書評評論
教育 欲ばり過ぎるニッポンの教育 一昨年の教育基本法改正や全国学力テストなど教育に関する問題は後を絶たない。さらに今では「教育格差」や「学力格差」が叫ばれており、今日の教育問題に暗い影を落としている。さらに今では文科省をはじめ多くの教育評論家たちがフィンランド式教育に注目を... 2008.10.26 教育書評
哲学 なんとなく、日本人―世界に通用する強さの秘密 表題にひかれてしまった。元長野県知事であり新党日本代表の田中康夫氏の「なんとなく、クリスタル」にいかにもパクリのような感じの表題であったため本書を手に取ってしまった。しかし内容紹介に書いてあるとおり21世紀を生きる日本人の多くは「なんとなく... 2008.10.24 哲学書評
書評 名ばかり管理職 昨年の秋ごろに「日本マクドナルド」で起こった残業代支払いを巡って起こした裁判がある。そこで「名ばかり管理職」というのが話題をさらった。先の裁判は地裁で原告の勝訴となったが、マクドナルド側が控訴し現在も係争は続いている。この窮状について昨年の... 2008.10.22 書評経営・マーケティング
仕事術 言われた仕事はやるな! 「最近の若者は…」や「最近のサラリーマンは…」といった「俗流○○論」というのが非常に多くなっている。そういう意見が出ると「じゃああなたたちはどうなのよ?」と返したくなるのが私であるが。 さて本書の表題を見ると、「上司などからもらった仕事は一... 2008.10.20 仕事術書評
国内経済 霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 昨日の平均株価は市場で2番目の下げ幅を記録した。それ以前にも900円以上値が下がった日もあれば、1000円以上の急激な値上がりをするなどごく最近では乱高下状態であるが実際は急激な値下がり感があり、経済は衰退の一途をたどっているといってもいい... 2008.10.17 国内経済書評
日本史 統帥権と帝国陸海軍の時代 敗戦後は「統帥権」というのは廃止されたが、大日本帝国憲法下での統帥権は天皇陛下にあった。この統帥権の独立について著者は破滅の道に進んだとしている。実際この統帥権について取り沙汰されたのは日露戦争のことであるが、もっとこれが表面化したのは19... 2008.10.17 日本史書評