書評

医学

肝臓病の「常識」を疑え!

私事ながら、先日の健康診断で肝臓に関して精密検査を受けるように言われた。一応今週は時間が空いているので精密検査を受けたが、実際肝臓病に関して危険な病気であることを聞いていたがそれに関しての情報も乏しく、もし本当に肝臓病だったらどのような治療...
日本人

広田弘毅

絞首刑されたA級戦犯7人の中で唯一の文官であった広田弘毅。副題には「「悲劇の宰相」の実像」と書かれているが、広田自身は自らを計らわずに生きてきた。城山三郎氏のベストセラー「落日燃ゆ」でイメージされた人が多いがこれはあくまで司馬史観である。 ...
日本史

東京裁判

本日は終戦記念日である。なので大東亜戦争および、それに関連することを今ここで見直したい。 パール判事等東京裁判に関する文献を多く読んできた。ちなみにこの「東京裁判」というのは略称で、正式には「極東国際軍事裁判」という。本書はそれの集大成と言...
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日本史

東京裁判の亡霊を撃て

大東亜戦争を侵略戦争であるということを言う人が多い。むしろ学校の教科書でも「あれは侵略戦争だった」というくだりはほぼ常套手段のように思える。 はたしてそうであろうか。大東亜共栄圏にいたフィリピンやインドネシアなどの国々は欧米列強の植民地であ...
国際

中国が「反日」を捨てる日

2005年の春に中国で大規模な反日運動がおこった。しかもその中国では現在オリンピックが行われている。福田外交で中国との関係が明るいように見えるが、実際福田首相は媚中であるのであんまりいい印象がない。むしろ隣国はわかりあえないことを知らないの...
書評

電車の中で化粧する女たち

なぜ女性は化粧をするのか、それは自己表現であり趣味の範疇にあると著者は主張している。それを考えると現在の「オタク」の概念をとらえながら見てみると通底している部分は捨てきれない。自己表現を極限にまで求めている、だからでこそ電車の中でも化粧をす...
書評

カウンターから日本が見える

本書で言うには料理屋(レストランや料亭など)でカウンター席を設けているのは日本くらいであるという。確かにそうかもしれない。私は外国とは言ってもカナダくらいしかいったことはないのだが、カウンター席になっている料理屋は1つもなかったように思える...
書評

小林多喜二名作集「近代日本の貧困」

いま「蟹工船」が大ブームとなっている。 「蟹工船」と言えば小林多喜二の代表的作品であるが、昨年には漫画化しさらに読書エッセーコンテストを通してブームとなったのかもしれない。それだけではなく、現在のワーキングプアの状況と小林多喜二の作品と通底...
宗教

悪魔という救い

悪魔と言うのは本当にいるのかと言うと試験としては形としては存在しないと思う。ではどこに存在するのかと言うと人々の心の中にあるのではないかと私は思う。 カトリックの世界では「悪魔祓い」という儀式が存在する。しかも戦後、科学が飛躍的に進化してい...
日本史

本と映画と「70年」を語ろう

1970年といえば学生運動や三島由紀夫事件、連合赤軍によるテロ(際立っているのは「あさま山荘事件)など政治的、右翼・左翼という観点からしても激動の時代であった。 その中で本や映画はどの様だったのか、本書では「合わせ鏡」を持つといわれているが...
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