書評 お葬式の言葉と風習―柳田國男『葬送習俗語彙』の絵解き事典 新型コロナウイルスの影響は様々な業界にまで及んでいる。特に飲食業界は倒産などが相次いでいると言ったニュースが出ている。また人の死に関わる葬送業界もまたその煽りを受けており、葬送ができない、あるいは違った形で行わなければならないといったことを... 2021.02.22 書評民俗・風評
書評 1時間でわかるアイヌの文化と歴史 今年の7月12日に、北海道白老町にて「民族共生象徴空間(通称:ウポポイ)」が開業した。アイヌの神話・歴史と、文化や出来事など、アイヌにまつわることが数多く展示されている。また共生公園などが存在するなど、アイヌ文化を学ぶだけでない役割も担って... 2020.10.14 書評民俗・風評
書評 死者と先祖の話 かつて小泉八雲ことラフカディオ・ハーンが「日本は死者の国」と述べたことがある。それは日本は生も死も地続きであり、なおかつ神様も死者も同じ場所に同居し、なおかつ祀られるといったことを表している。そのためか、死者にまつわる話については宗教の話で... 2019.04.27 書評民俗・風評
書評 民話の森の歩きかた 「民話」と言うと聞き慣れない人あ多いのかもしれない。しかし「童話」と聞けば子供の頃に親しんだことを思い出す。 しかしこの「童話」も元々民衆の中で伝わった話、いわゆる「民話」の形で今日親しまれている。 本書はその民話のなかから「シンデレラ」や... 2012.10.01 書評評論
書評 民具学の基礎 「民具」とはそれぞれの地域の慣習によってつくられた道具、もしくは家具のことであり、大蔵大臣を歴任した民俗学者の渋沢敬三によって名付けられた。日本には地域によって様々な民具が誕生し、使われてきているが、本書ではその民具がいかにしてつくられたの... 2011.12.19 書評民俗・風評
時代 雪姫(ゆき)―遠野おしらさま迷宮 岩手県の遠野というと「河童」が有名である。私だけかもしれないが「遠野=河童」という固定観念に支配されているのかもしれない。 元々は「遠野物語」の説話により生まれたものであるが、この作品は最も有名な民俗学者の一人である柳田國男が1910年に発... 2011.10.01 時代書評
書評 海水浴と日本人 いよいよGWが始まる。その後には梅雨のシーズンが始まり、やがて暑い夏を迎える。その季節になると「海水浴」が盛んになるシーズンである。この季節になると家族連れ、あるいはカップルで海水浴に行くという機会も多い。 そこで本書である。本書は「海水浴... 2011.04.24 書評民俗・風評
書評 「お墓」の誕生―死者祭祀の民俗誌 今年の初めから「墓マイラー」と言う言葉が誕生し、様々なお墓案内の本が出版された。とりわけ有名人のお墓巡り、あるいはユニークなお墓巡りに関する物が多かったように思える。 このブームに関して少し疑問になった所がある。それは数年前に「千の風になっ... 2010.12.01 書評民俗・風評
書評 日本霊異記の世界 説話の森を歩く 日本文学の代表する「霊」にまつわる説話集と言えば「日本霊異記」である。その中から一寸法師など童話として取り上げられた作品もある為、「日本霊異記」という名前は知らなくても、この説話は聞いたことがあると言う人もいるだろう。 本書は「日本霊異記」... 2010.05.11 書評民俗・風評
書評 日本人のしきたり―正月行事、豆まき、大安吉日、厄年…に込められた知恵と心 新年あけましておめでとうござます。 本年もよろしくお願いいたします。 2010年最初の書評は、正月や節分など様々な行事がなぜ行われているのか、日本独特のしきたりとはいったい何なのかについてです。 正月、節分、ひな祭り、端午の節句、お盆、お彼... 2010.01.01 書評民俗・風評