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物語

人生を逆転する学校 情熱こそが人を動かす

角川書店 岸山様より献本御礼 実業家が学校をつくる例は、今となってはそれほど珍しくなくなってしまった。有名なものでは前ワタミ会長で、東京都知事に立候補をしている渡邉美樹氏の「学校法人郁文館夢学園」が有名である。学校を建てるだけではなく、「夜スペ」で有名な杉並区立和田中学校の元校長である藤原和博氏が学校を運営すると言うのもある。 本書は「学習障害」を持つ子供たちのために塾や学校を立ち上げた男の自伝で […]

ラスト・ファンタジー

「TEAM NACS」を始め多くの芸能人が所属をしている「CREATIVE OFFICE CUE」である傍ら、「水曜どうでしょう」で「ミスター」として活躍し、映画監督や放送作家などを行っている鈴井貴之の小説デビュー作と言える一冊である。 巻頭と巻末には故郷である北海道赤平市を背景に、自らのエッセイも綴っている。ミスターと言えば「水曜どうでしょう」もさることながら北海道のバラエティ番組界では大きな旋 […]

あんじゅう―三島屋変調百物語事続

株式会社オトバンク 上田様より献本御礼。 本書は朝日新聞の朝刊で連載されていた作品を単行本化したものであり、「おそろし」の続編でもある。タイトルを漢字に直すと「暗獣」と書く。 舞台は江戸時代、「三島屋」という袋物屋である。場所で言うと神田、東京の中心部からほど近いところにある。その「三島屋」の行儀見習いの基にやってくるお客さまはちょっと奇妙で不思議な人たちばかりである。 私自身、宮部作品は「模倣犯 […]

ザ・バースデー 365の物語<7月~12月>

本日7月12日は私の25回目となる誕生日である。もう25歳かと思ってしまうのだが、25歳になりより引き締まる思いをするときもある。 さて、本日誕生日ということなので誕生日にちなんだ一冊を紹介するのだが、恋愛マニアリーダーである藤沢あゆみ氏の一冊を紹介する。藤沢氏といえば最近ではtwitterやFacebookなどで活躍しており、とりわけ目立つものでは元衆議院議員の「ハマコー」こと浜田幸一氏とともに […]

えんぜる―夢丸新江戸噺

噺家の三笑亭夢丸が公募落語大賞にて入賞された作品を演目にかけたという「夢丸新江戸噺」を収録した一冊である。 本書のそでに解説は書いてあるが、「夢丸新江戸噺」は古典落語の保護と創成を目指すために設けられた公募対象である。2001年から始まり、今年で8年経つ。 「夢丸新江戸噺」自体は初めて拝見することになるが、本書とともにCDも聞いてみたくなる(出回っているので買えないことはない)。 本書は10席取り […]

おふくろとお母さん -古今東西 母にまつわる物語-

本当だったら、本書は5月10日に紹介すべきだった。 本書を手に入れたのがちょうど昨日。あまりにも遅すぎた「母の日」にまつわる本の紹介。悔やまれる…。とはいっても来年に延ばそうかというとそうにはいかないもので、結局今回紹介することとなった。 私情はここまでにしておいて、本書は古今東西の「母」にまつわる物語について紹介した一冊である。主役となった人の母親像、母として戦ってきた女傑、息子のために冷酷にな […]

「アメージング・グレース」物語―ゴスペルに秘められた元奴隷商人の自伝

アメージング・グレースという曲は誰でも一度は聞いたことがあるだろう。一応CDもいかに挙げておいて見た。 アメージング・グレースと言うのは歌詞が非常に素朴であるが、前向きになれる気持ちになる歌詞である。実はこのアメージング・グレースのかしは元奴隷商人が書いたものであることはご存じだろうか。本書はこの元奴隷商人の自伝を綴っている。 第1部 名曲「アメージング・グレース」秘話 誰もが一度は聞き、一度は口 […]

仕事はストーリーで動かそう

昨年のパーティーにおいて名刺交換をした方であり、右のリンクにも張った川上徹也氏の1冊が本書である。 タイトルに惚れたというのが本書を読む前の印象であった。中身を読んでもその期待を裏切ることなく「ストーリー」というのを一貫したものとなっている。ちなみに本書を上梓した時からすでに川上氏のストーリーは始まっており、それは現在でも続いている。本書は「3幕」構成となっている。劇構成というべきだろうか。 第1 […]

なぜケータイ小説は売れるのか

ケータイ小説は5年前に知ったがこれほど売れるものだとは思わなかった。当時はYoshiの「Deep Love」シリーズが大人気であり特に第1章の「アユの物語」や第2章「ホスト」を読んでいる女子をよく見ている。ちなみにこのときは国語の時間に数分だけ「読書の時間」があった。その時に何を読もうかで迷ったが。大概私は文庫か新書くらいだったのでそれには興味もわかなかった(5年たってもそんなんです)。 著者はケ […]

アラビアンナイト

子供のころから童話や映画で見たアラジンなどのアラビアンナイト(千一夜物語)作品。しかしこの作品の舞台は一体どこなのか、中東のどこかであるのか、アフリカ大陸なのか、ある番組を見てイラクが舞台なのかなと思った。 さて本書を読むとアラビアンナイトのルーツがわかるが、これが非常に衝撃的である。まず前半ではアラジンの翻訳の変遷が書かれているが、非常に雑学的な内容だったので読みごたえはあったが非常に興味深い内 […]