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コメ

日本のコメ問題-5つの転換点と迫りくる最大の危機

日本人の多くはコメを主食としており、日本でも多くのコメを生産しているのだが、そもそもコメの生産自体が時代の「変化」にさらされ続け、問題視され続けている。しかしその「問題視」のあり方も時代共に変化し続けているのだが、その「変化」には何かしらの「転換点」が存在している。その「転換点」とこれからのコメの生産はどうあるべきなのか、本書にて取り上げている。 第一章「コメと田んぼに分けると見えてくるコメ問題と […]

コメの歴史

今年は夏の天候不良やオホーツク海高気圧が影響をしたことから夏らしい暑さはほとんどなく、なおかつ雨の多い夏であった。そのことから1993年米騒動のように、記録的な米不足が起こる可能性がある。最近ではパンを中心とした食事などもあるのだが、それでもなお日本人の米食は欠かせないものである。 日本人がコメを作るようになったのは弥生時代に入ってからのことであり、それが現在に至るのだが、世界に目を向けてみるとア […]

牛丼を変えたコメ―北海道「きらら397」の挑戦

私は生まれも育ちも北海道である。そのためか北海道にまつわる物を見るととたんに懐かしさがでてくる。話は変わって北海道米と呼ばれるブランド米は本書で紹介する「きらら397」「ほしのゆめ」「ゆきひかり」などが挙げられる。コメの生産日本一を誇る新潟県ほどではないが、生産高は都道府県別で全国2位と全国有数の生産高を誇る(平成21年現在 お米の受給情報データベースより)。 しかし、その北海道も昔は「やっかいど […]

日本の農業は成長産業に変えられる

8月7日の立秋を前に九州や東北と言った所の「梅雨明け」が発表され、大冷害となった93年を除いて観測史上最も遅い「梅雨明け」となった。ちなみに93年は立秋が過ぎても梅雨明けにならず「梅雨明けなし」の地域が多く、各地で豪雨などの被害に遭い数多くの農作物に壊滅的な被害を与えた。とりわけ日本人の主食であるコメは記録的な凶作に見舞われ、タイや中国、インドからコメの輸入に頼る対策を実行せざるを得ない状況までに […]

フードセキュリティ―コメづくりが日本を救う!

現在日本の食料自給率は40%である(カロリーベース)。大概の人は「低い」という答えが返ってくるだろう。私達が食べている食料の半数以上は輸入に頼っているという計算になる。その海外では干ばつや台風、洪水といった異常気象というのが頻繁に起こり、安定的に輸入できるのかというとそうではなくなってきているのが現状である。 もし輸入にしか頼っていない食材のほとんどが輸入されなくなったら…日本は生き残れるだろうか […]