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勝負

俺の残機を投下します

本書はeスポーツを主軸とした作品であり、プロゲーマーを目指すために日々研鑽している者の、結果を残すことができず、心が荒んでいった。元々家族が「いた」が、離婚し、独身に逆戻り、結果が出ずに収入も減ってしまい、ついには「事件」を起こしてしまう。それが引き金となってしまい、eスポーツとしての自身のキャリアが地に落ちてしまった。もう残機も少ない中で主人公は様々な「支え」を知ることになる。もっとも最初はひね […]

盤上に散る

将棋、囲碁、チェス、バックギャモン…と「盤」と呼ばれるような所で戦っている人々は数多くいる。その盤上に己の技術・思考・プライドすべてを賭けて戦い、勝つものもいれば、負けるものもいる。その中で負けてしまうと本書の表紙にあるようにうなだれる、中には悔し涙を流すような人もいる。 ちなみにそれは競技における「プロ」やお金をかけない「アマチュア」問わずにある世界であり、もう一つの世界としてかつてあった「賭博 […]

凡人でもエリートに勝てる人生の戦い方。

どこにでも「エリート」はいるのだが、そのエリートばかりが勝つように、勝負の世界はつくられていない。凡人でもエリートに勝てる要素は必ずと言っても良いほど存在する。 本書は元電通マンが弱小だった地方の高校ラグビー部をわずか3年で花園に導いたのだという。その秘密を明かすとともに、凡人がどのようにエリート達と勝てる方法を伝授している。 1章「今置かれている「環境」に突破への糸口がある」 もしあなたが負けて […]

優柔不断は“得”である~「人生の損益分岐点」の考え方

「優柔不断」というと、「スピード社会」と呼ばれている世の中では負の側面が強い。しかし著者は逆に即断即決はむしろ「決めつけてしまう」というリスクも孕んでいるのだという。そのことを踏まえて優柔不断はむしろ自分の人生を熟慮する上で「得」なのだという。ではどのような形で「得」になるのか、本書のキーワードとして「人生の損益分岐点」が挙げられている。 第1章「「人生の損益分岐点」を考えてみる」 「損益分岐点」 […]

人生勝たなきゃ意味が無い

「無敵のストリートファイター」 「寡黙なリーチファイター」 「麻雀攻めダルマ」 そのような異名を持つプロ雀士がいる。 その男の名は「佐々木寿人」 日本プロ麻雀連盟に所属しており、モンド杯を3度、天空麻雀を3度優勝した実力派の若手雀士である。私もTVやニコニコ生放送で麻雀番組を観るのだが、スピードと打点の高さは他の若手雀士を凌駕していると思う。 本書は攻撃的な麻雀スタイルで数多くのタイトルをもぎ取っ […]

勝利は10%から積み上げる

かつて囲碁の最強棋士と呼ばれた人物として、本因坊秀策や高川格、藤沢秀行や坂田栄男、趙治勲や小林光一が挙げられた。そして現在、最強棋士を挙げるとすると張栩がいの一番に挙げられる。囲碁界史上初の五冠王、史上2人目のグランドスラム達成をしている。 本書は張栩氏が積み上げてきた「勝負哲学」を、生い立ちとともに取り上げた一冊である。 1章「読みと感覚」 本書の序章は長く、昨年の名人戦で新進気鋭の棋士、井山裕 […]

明日、会社がなくなっても、自分の名前で勝負できますか?

昨今の経済的状況からわかるとおり会社は明日働けるという保証はどこにもない。もし明日会社が倒産した時、あなたはどうするのか、これは会社勤めの方には是非読む必要がある一冊と言える。たとえ会社人として安定的な人生を送れたとしても、独り立ちできるほどの力があれば重宝されるからである。 第1章「自分を語るために、まず働き方を変えよう」 あなたは1日にどれだけ「仕事」をしているか。 1日中と答える人が多いかも […]

馬券会計学

著者の丸の内様より献本御礼。 私は競馬はあまりやったことがない。だが一応競馬番組を見たことがあるくらいで、非常に夢否馬くらいしか知らない。当然馬券の買い方は分からないズブの素人である。本書は会計の観点から競馬の本質をついた一冊である。わからない人がますますわからなくならなければいいが。 第1章「クラシックレースを「126.8倍」楽しむ方法」 本書を読むと昨年の桜化賞の3連単の払い戻し倍率である。ち […]