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平安時代

戦神の裔

本書は平安時代末期における源平の戦いの一部を描いている。主人公は九郎義経、後の源義経である。その義経は幼少の頃に平氏により、家族と自由を奪われた身となる。奪われたことに憤りを覚えながらも兵を持っていなかったことによる無力感を覚えながら、次第に武蔵坊弁慶をはじめとした仲間をつくっていき、挙兵し、平氏を討つという物語である。 よくある義経となると伝説で語られる高潔なイメージが持たれるのだが、本書は少し […]

本当は面白い「日本中世史」 愛と欲望で動いた平安・鎌倉・室町時代

歴史の中で最もよく知られているものとして「戦国時代から江戸時代初期」、あるいは「幕末から明治時代」がある。これらは特に小説・マンガ・アニメ・ドラマなどで数多く取り上げられており、その類の本も多い。 では、本書で取り上げられる「中世」と呼ばれる時代はどうなのか。列挙してみると、大河ドラマや文献などはいくつか存在するものの、幕末や戦国ほどではない。 しかし中世には中世の魅力が存在する。その日本における […]

経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書

今年の大河ドラマは「平清盛」である。しかし放送開始当初は兵庫県知事が「汚い」と評価して物議を醸しただけではなく、内容も「難解」であるという批判もあり、視聴率も過去最悪となってしまった。ただ歴史学者などの識者には好評であることを考えると、「玄人受け」の大河ドラマといえる。 その大河ドラマで話題となっている「平清盛」だが、平安時代末期に絶対的な権力を持ったものの、わずか数年で瓦解することとなったが、そ […]