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忍者

阿修羅草紙

本書の表紙を見るからに「阿修羅」の雰囲気を見せている。その表情、さらにはタイトルにあるように、忍びにいるとある少女が、奪われた巻物を取り戻すために戦いに投じていくという物語である。 戦国時代のイメージを持ってしまうのだが、細川勝元や山名宗全がいる時代であるため、室町時代の中期にあたり、ちょうど応仁の乱における戦いにあたる。しかし本書は応仁の乱自体を舞台としておらず、その裏で忍びたちとの死闘を描いて […]

天正伊賀の乱-信長を本気にさせた伊賀衆の意地

戦国時代の真っ只中にあり、織田信長が天下を取らんとしている時期にあった。その時に起こった乱の一つとして本書で取り上げる「天正伊賀の乱」がある。しかしこの天正伊賀の乱は第三次まで起こったのだが、その顛末を取り上げている。 第一章「乱勃発前夜」 伊賀というと「忍者」を連想してしまうのだが、実際には国の一つとして伊賀国があった。しかし戦国武将は生まれていなかったため、国としての印象は薄かった。もっとも国 […]

精密と凶暴

忍者の発祥は諸説あり、ハッキリとしていないが、少なくとも源平と呼ばれた合戦の時代以降には存在している。平安末期から鎌倉時代にかけてである。人目に隠れて奇襲を行い人を殺すこともあれば、建物などの破壊、さらには諜報活動など、役割は多岐にわたる。 伊賀衆や甲賀衆のように集団を作るところもあれば、将軍や藩士直属の忍びもいる。また忍者の役割を終えた後は、主に創作の面で忍者が扱われるようになり、そのイメージが […]

忍者の歴史

海外で認知されるステレオタイプの日本として挙げられるものの中で「忍者(NINJA)」がある。忍者自体は独特な存在としてあるのだが、海外では「スパイ」といった諜報活動、さらには「ヒットマン」といった「殺し屋」といったことを忍者によって行われたと言うものである。日本でも忍者を題材とした創作物があるため、歴史的な存在の中でも有名な部類に入るのかもしれない。その忍者の歴史と役割、そして今ある忍術書はどのよ […]