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感覚

BODY SHARING 身体の制約なき未来

本書のタイトルを見るに、社会現象になったとあるアニメ映画を連想してしまう。しかしその映画はあくまで身体が入れ替わることを意味しているのみである。 それはさておき、入れ替わりを含めた「共有」は何も記事や動画といったものばかりではなく、身体的な「共有」の時代がやってくるとしている。その一つに「メタバース」の概念もある。本書は技術や概念の革新から身体的な感覚などを「共有」する文化はどのように栄えるのかを […]

センス・オブ・シェイム 恥の感覚

アメリカの人類学者であるルース・ベネディクトが上梓された本の中に「菊と刀」という本がある。これは1946年、ちょうど大東亜戦争が終わって1年後に上梓されたもので、日本の文化についてを説明した一冊である。その中に日本には「恥の文化」と定義されたのが有名である。当ブログでも民俗学について取り上げているが、「恥の文化」についても別の本でいくつか取り上げたことがある。 それはさておき、日本人には恥の文化が […]

つむじまがりの神経科学講義

「神経科学」とは何かというと、 脳を研究する多様な分野の総称。生理学・解剖学・薬理学・病理学・分子生物学・心理学・精神医学・情報科学・数理工学などにまたがる。1970年代に生まれた語で、学術的には、同義の脳科学より多く使われる。「広辞苑 第七版」より とある。辞書的な意味だと結構難しいためかみ砕くと、脳や身体などを動かしたり、感覚を得たりするためには「神経」を通して、脳に処理される。いわゆる信号を […]

猫脳がわかる!

もしも「猫」の脳の中を覗けるのであれば見てみたいものである。実際に猫を飼ったことはないのだが、野良猫に出くわすことが多々あるため、猫に触れるようなことはある(もちろんエサは与えていない)。しかし出くわすと、近づくかと思いきや、すぐに逃げられることが多々あり、猫は何を考えているのかわからない、とも思ってしまう。 私のようなケースは実際に猫を飼っている方もいるのだという。認識のズレにより、猫はストレス […]

おなかの赤ちゃんは光を感じるか――生物時計とメラノプシン

「お腹の赤ちゃんはどのような世界を見ているのだろうか?」 その疑問について私自身も分からなかった。最も胎児の時は目も耳も発達していないため、どういったものが見られるのか全く分からなかったためである。しかし、胎児の視点からどのように光を感じるのか、その研究が進められていたことには驚いた。そしてその感じる光によって赤ちゃんは成長しているということもまた新たな発見であった。本書はその「赤ちゃんは光を感じ […]

最新脳科学でわかった 五感の驚異

人には既に明らかにされている「緒覚」「嗅覚」「味覚」「触覚」「視覚」の「五感」がある。それだけではなく「直感」や「女の勘」のような「第六感」も存在する。 その「五感」や「第六感」はよく知られているものの、農家学はまだまだ未開のところもあるため、五感は「神秘」といわれるところも少なくない。 本書はその脳科学における最新の研究をもとに新たな「五感」の神秘を解き明かしている。 第1部「聴覚」 「聴覚」は […]