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死刑

死刑囚メグミ

人生というのはとにかくわからない。ひょんなことから逮捕され、死刑判決を受けると言った事件に巻き込まれることもある。中には明らかな冤罪にも関わらず、犯罪としてでっち上げられ、死刑判決を受けて、再審申請を行っている件も少なくない。 しかし出来事は突発的に起こることもあれば、数奇の運命を辿って巻き込まれてしまうと言うようなこともある。本書の主人公は悪いできごと、状況が連鎖的に起こってしまい、最悪の事態に […]

19歳の連続射殺魔 永山則夫事件と60年代

本書の事件が起こったのは1968年のこと。今から51年も前の話である。当時の日本はと言うと当時は東大を始めとした大学紛争が行われた年でもあり、世界に目を向けてみると「プラハの春」など象徴的な事件・出来事が立て続けに起こった年でもある。本書で取り上げる「永山則夫連続射殺事件」も象徴づける事件であるのだが、事件の内容もさることながら、司法の場において「永山基準」の慣例がつくられるきっかけとなった事件で […]

死刑執行人の日本史―歴史社会学からの接近

日本の刑法上、死刑は存在しており、年に何回かは死刑執行が行われる。ちなみに死刑執行の最終承認者は法務大臣であり、そのサインでもって死刑が執行されるという。そのサインをしたことにより、ニュースになることがあり、そのたびに死刑廃止論者が批判をするというお決まりのパターンになってしまっている現状にある。 しかし死刑の歴史は太古にまでさかのぼる。それも死刑と言っても今のように絞首刑や毒殺刑だけではなく、八 […]

死刑冤罪―戦後6事件をたどる

冤罪事件というと痴漢冤罪など様々な事件があるのだが、その中でも大きな冤罪事件として本書にて取り上げる「死刑冤罪」となった事件がある。戦後から主だった事件として「免田事件」「財田川事件」「松山事件」「島田事件」「袴田事件」「飯塚事件」が挙げられる。また6事件の他に本書では「足利事件」という冤罪事件を取り上げているが、こちらは死刑ではなく、無期懲役から再審となって無罪となったケースであるため、本書のサ […]

何もかも憂鬱な夜に

人間は誰しも「憂鬱」になるときがある。私も例外では無く、1日の何時間かは憂鬱になることがある。その憂鬱の金部を以下に脱するかは人それぞれなのだが、自分自身はうつになっている事をノートに書き出す、と言った事をやっている。 私事はここまでにしておいて、本書は刑務官の主人公が若い死刑囚との出会いから始まる。その死刑囚は殺人罪で死刑判決を受けたのだが、控訴をしなかった。その死刑囚は死刑が確定になり、絞首台 […]

反骨のコツ

「反骨」というと私としては良い響きである。私自身神奈川に住み始めてからあまりTVを見なくなった。北海道にいたときはローカル番組などで自分のみたい番組があったのだが神奈川(もとい東京)ではそういった番組も流れない(流れても数ヶ月〜数年前のすでにみたやつである)。在京キー局は一部の番組以外面白くないばかりであまり見たくないというのが本音である。北海道に帰ったときどこかの番組を見ていた時、「東京メディア […]

日本の刑罰は重いか軽いか

本書は日本の刑罰と中国の刑罰を比較して、日本の刑罰の実情について書かれている。本書を読んでみると中国の刑罰は非常に狭いことには驚いた。しかし逮捕されると厳罰が待っている、つまり中国の刑罰は非常に狭いが死刑にかかわる罪が非常に多く毎年1000人以上死刑執行されていることも明らかになっている。 では日本は一体どうなのか。日本は中国と逆で逮捕される罪の範囲が非常に広いが刑罰自体はそのほとんどが軽い。しか […]