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自閉症

跳びはねる思考 会話のできない自閉症の僕が考えていること

会話ができなくても、考えたり、何らかの形で伝えることができる。それはどのような人にも共通して存在するものである。本書の著者は「自閉症」を持っており、なおかつ他人と会話することができない方であった。しかし口からではなく、文章から度のように考えるのか、そして自閉症として生きる姿とは何か、そのありのままが綴られている。 第1章「僕と自閉症」 著者は自閉症であり、人との会話ができない。また口から発するもの […]

自閉症のぼくが「ありがとう」を言えるまで

自閉症で悩む人は日本人に限らず、どの国の人にもいる。一時期自閉症が日本でも社会問題として挙げられたのだが、今もなお存在するのだが、対策として心のケアなどがあるという。 本書の著者も幼い頃から重度の自閉症と診断され、さらには知的障害とまで診断されたが、克服し、高校へと道を歩み始めた方の成長を自ら綴っている。 第1章「十二歳 怒りと悲しみ」 十二歳の頃は怒りに満ち満ちた1年であったという。その怒りの矛 […]

ギンイロノウタ

ミステリー小説の中で殺人事件が多くあるのだが、これほどまでに残酷な殺人がある作品は見たことがない。しかもその「残酷」さは殺人事件の現場ではなく、むしろその殺人を行った人の「殺意」にまで及んでいる。もっとも殺意が自閉症傾向などの境遇や性格からか、限りなく歪なものになり、そのいびつさがミステリーの要素に深みを加えている。 登場人物、それも殺人犯の性格の歪さが今までのミステリー作品とは一線を画しているこ […]

ぼくたちが見た世界―自閉症者によって綴られた物語

自閉症と言う病名を聞くことがあるのだが、「自閉症」と言うのはいったい何なのだろうか。調べて見ると、 「早期幼児期に発生する精神発達障害。対人関係における孤立、言語発達の異常、特定の状態や物への固着などを示す。脳機能障害によると考えられる。早期幼児自閉症」(「広辞苑 第六版」より抜粋) とある。自閉症は精神障害の一種であるが、その実態・原因・対象法はまだまだ研究段階にあり、俗説や誤謬説もあり、認知は […]