時代 向島・箱屋の新吉 江戸の向島にて箱屋をしている男が主人公で、そこにて出くわした事件を解決するために奔走する一冊である。そもそも箱屋とは、 1.箱を造り、またはそれを売る家。また、その人。 2.御座敷に出る芸妓に従って、箱に入れた三味線を持って行く男。はこまわ... 2022.03.03 時代書評
書評 お座敷遊び~浅草花街 芸者の粋をどう愉しむか~ 浅草で「遊び」というと色々と出てくるのだが、中には「お座敷遊び」と言うのも存在する。「お座敷」に近いもので言うと、京都の花街(上七軒、祇園甲部、祇園東、嶋原、先斗町、宮川町)や大阪の花街(北新地、南地(ミナミ)、堀江、新町)などの「お茶屋」... 2014.06.01 書評芸能
日本人 京の花街「輪違屋」物語 「一見さんお断わり」、または「観覧謝絶」 京都の座敷や廓にはそういった断りが点在する。簡単に言えばぷらっと独りで立ち寄ることができない。馴染み客(常連客)の紹介がなければ初めて愉しむことのできない格式の高い所である。現在でいえば「会員制」と... 2010.12.22 日本人書評