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西洋

西洋人の「無神論」日本人の「無宗教」

本書は宗教観の一冊であるのだが、西洋と日本というと、文化も異なれど、宗教のあり方についても、大きく異なる。西洋ではキリスト教が中心である一方で、最近では「無神論」も出てきている。一方で日本は仏教や神道が中心となり、特に神道では「八百万の神」がいるといった多神教が中心となる。ただ、日本は宗教を宗教として扱うよりも、文化や自然として扱っており、宗教と扱っていない。そのためか「無宗教」と答える人も少なく […]

反西洋思想

「哲学」などの思想については古代ギリシャの頃から様々な形で枝分かれしながらも進化していった。そして思想同士の対立が生まれ、後に宗教対立を招き、戦争になった事も少なくない。 とりわけ毛沢東思想(共産思想)やイスラム原理主義は西洋を敵視していた。特にイスラム原理主義は実行という形に写し「9.11」やイラク戦争後の泥沼化を起こしている。 ではなぜ西洋の思想が「敵視」の的になるのだろうか。本書は西洋とイス […]

西洋陶磁入門―カラー版

日本の陶磁器についても、土器や茶碗など様々な歴史的にも重要なものは数多くある。本書は所変わって西洋の陶磁器をもとにして古代から中世、そしてルネサンスの時期から18世紀に至るまでの陶磁器を紹介しながら、陶磁器における歴史的な意味合いも取り上げる。 第Ⅰ部「古代・中世」 古代や中世において、陶磁器は歴史的な意味合いがあるのだが、陶磁器そのものよりも、陶磁器に描かれている絵画が重要な意味を示している。古 […]

東京フレンチ興亡史 ――日本の西洋料理を支えた料理人たち

本書は東京におけるフランス料理の歴史について書かれている。フランス料理から入るかと思った最初は「ミシュラン東京」をこき下ろしている所から始まっている。私は「ミシュラン東京」については否定的な立場にあるのでなかなか愉快なところであった。本場の「ミシュランガイド」と「ミシュラン東京」を比較しながら書かれている。「ミシュラン東京」を作った会社は本書の主張が行き届いているかどうかにかかっているが。だが私は […]