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超能力

教室が、ひとりになるまで

とある高校にて連続の自殺事件が起こり、生徒が一人、また一人と減っていった。しかし証言から自殺ではなく、「他殺」だった。 もしもそうであれば完全犯罪のような状況なのだが、そこは本書の主人公。「若者の人間離れ」の如く、超能力で推理を行うと言うものである。超能力だけでも荒唐無稽に思えてくるのだが、ミステリーらしく、推理展開が独創的でありながらも、事件の真相を紐解いている。 また高校が舞台であるため、高校 […]

超能力微生物

本書のタイトルをみるに、微生物がユリ・ゲラーのような超能力を持つのかと思ってしまうのだが、実際はそうでなく、発酵食品など人体において様々な良い効果をもたらす、人智を超越した力をもつといった微生物を「超能力微生物」と定義している。そもそもどう行った生物であり人類に対してどのような効果をもたらすのか、本書はそのことについて取り上げている。 第1章「超能力微生物とは何か」 そもそも微生物というと、人体に […]

僕らだって扉くらい開けられる

本書は超能力者が何人か出てくるのだが、使えると言ってもわずかな人もいれば、力を発揮できない人もいれば、さらには深刻なリスクを背負うような能力を使う人もいる。そう言う意味では「一風変わった」超能力者たちが集まって能力に目覚めていくという物語であるのだが、何とも言えないドタバタ感が拭えない。 しかし超能力であっても「能力」である。その能力を無駄にせず、ましてや呪うことなく向き合い、そして自分自身の「力 […]

彼女がエスパーだったころ

エスパー、いわゆる超能力のことであるのだが、一時期超能力にまつわる番組が流行したこともあったのだが、それのことに関するミステリー小説もいくつか目立った。本書はそのブームが去ってずいぶん経ってからできたのだが、超能力とミステリーの融合は今も昔もそういった小説が出てきている証明にもなっているのかも知れない。 中身もありきたりなのかと言うと実際はそうでなく、超能力や超常現象がありながらも、舞台は近未来で […]

人はなぜ簡単に騙されるのか

「騙されるのか」という題名を見ると、振り込め詐欺などの事件について騙される心理について解き明かそうという内容を推測した。これも本書には入っているが、これに限らずプロのマジシャンのトリックの数々、そして心理を操るゲーム、超能力、オカルト…。さまざまなことについて「騙される」を解き明かしている。 正直、これを買った私も内容的に「騙された」(良い意味で)。私は書評を書くために読んでいるのではなく、教養を […]