クルマはふつうの価格で買ってはいけない 赤

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南原 竜樹

青月社  2008-12-22
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皆さんは「マネーの虎」という番組をご存じだろうか。私が中学の時に深夜番組で大ヒットし、高校の時にゴールデン番組に進出した番組であり、主にビジネスを始めたい志願者がおり、そのプレゼンを起業の社長である「虎」が投資するかどうかを質問などにより、投資を行うという番組である。著者はその「虎」の一人であるが、どちらかと言うと「クール」に志願者に牙をむく社長であった(もっとも社長同士の対立が顕著になり始めたのも著者が出演し始めてのことだが)。
著者は車輸入販売の経営者であるが、過去に仕事に関して、ビジネスに関しての本も上梓しているのだが、とりわけ多いのが「車」である。本書もまさに「車」の本であるが、なんとも痛快で「車」に興味を持たせるような切り口で斬っている感じがした。

Chapter.1「クルマの世界を知れば、世の中もっとおもしろくなる!」
著者は学生の頃からまさに「クルマ」の虜であった。アルバイトを掛け持ちしていたときに、アルバイトの一つであったガソリンスタンドの話も有名である(詳しくは「痛快!クルマ屋で行こう!」にて)。本書では学生時代から「クルマ」の魅力にはまり、会社を設立し、数多くの成功を成し遂げた。

Chapter.2「実践! クルマで儲ける成功法」
本章は南原流「クルマ売買のカラクリ」という位置づけであろう。
流通や売買の仕組み、目利き、オークション、査定表に至るまで他のクルマ販売業者が嫉妬するような仕組みが詰まっているように思える。

Chapter.3「ハードルを乗り越えれば、もっと楽しくなる」
ここでは南原流の「ハードルの乗り越え方」についてである。「時間」と「お金」がネックになることが多いが、ほかにも「方法」「計算」というところがある。本章ではそれらすべてについてどのようにして成功への試練(ハードル)を乗り越えることができるのかについて書かれている。
本章の中でもっとも魅力的なのが最初にも書いた「マネーの虎」の裏話である。ヤラセという噂がネット上で今でも後を絶たないが、著者自身が裏話と仕組みを暴露している(当然、あの対立についてもである)。裏話についてはあまり知らなかったのだが、これほどまで踏み込んだものをみたのは初めてであった。

Chapter.4「成功するクルマ屋、消えるクルマ屋」
成功をするクルマ屋、失敗するクルマ屋について著者の経験からの分析を行っているところであるが、オートバックスやイエローハットを例に出して、「従来通り」のスタイルでは立ち行かなくなるという。買い取り専門も、クルマ用品専門もクルマを売らなければやっていけなくなてしまうということだろうか。
昨今ではクルマの販売状況も悪くなり、私たち若者世代の「クルマ離れ」というのも出てきていると言われている。その中でクルマ販売も個人に合わせたスタイルを築いていかないと行けないことにも言及している。

Chapter.5「成功を加速するために」
著者の成功法則をさらに加えたモノの位置付けのように思えるが、コミュニティの重要性から、好きを仕事にするための良さと注意点まで言及しているところは、メリット&リスクのバランスがとれて良かった。

クルマ販売業者であれば嫉妬するような成功法則ばかりであるが、異業種である私にとっても成功法則について学ぶところがあった。それ以上の収穫だったのが「マネーの虎」の裏話が魅力的であった。

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コメント

  1. 凄いタイトルの本ですね・・・
    確かに・・・
    クルマビジネスは複雑ですし・・
    ちょっと読んでみたくなりました!!

  2. 蔵前 より:

    >野呂さん。
    お久しぶりです。
    凄いタイトルですが、中身も結構凄かったですよ。