お金の正しい守り方


今の時代「お金を守る」ことは非常に重要なことである。しかしその「お金を守る」ことをいざ考えると、普通預金に預ける、また銀行や郵便局を信用しない方は「タンス預金」をするような人もいる。私自身は火事や盗難のリスクもあるのだが、それ以上にお金を必要以上に束縛してしまうという理由で反対である。ちなみに本書で取り上げている「守り方」はあくまで資産運用を中心にしているのだが、日本に限定した投資の方法を取り上げている。

第1章「お金の本質」
あなたにとって「お金」とは何なのだろうか。人によってその答えは異なる。「人生そのもの」だったり、「権力の象徴」だったり、「ツール」だったりと答えはそれぞれ存在する。人それぞれの答えはあるのだが、共通して言えるのは「お金=幸せ」というわけではないことにある。現に年収一千万以上でも困窮している話もよく聞く。

第2章「お金を守る考え方」
本章のタイトルを見て真っ先に「タンス預金」や「普通預金」を考えている人は、本章の中身を必ず見た方が良い。と言うのは本章ではそういった話はしておらず、「守る」と言っても、元本そのままに守ることではない。冒頭でも話したが「タンス預金」は火災や盗難、さらには普通預金だったら銀行倒産による「ペイオフ」のリスクが存在する。お金に関するリスクをゼロにすることは完全に不可能である。しかし極限までにリスクを減らしながらも、お金を外に出して働かせるというようなことも必要である。私も資産運用を行ったことがあるのだが、その時の考え方もお金と言う「鮭」を川に放流して強く育てるという考えから投資を行っていた。

第3章「グローバル時代の資産保全」
「グローバル化」の時代の中でも資産保全は必要になってくるのだが、単純に貯金や普通預金をするわけではなく、投資をはじめとした資産運用についてを取り上げている。もちろん資産運用を行うに際し「元本割れ」というリスクは存在するのだが、そのリスクの考え方についても本章にて言及している。

第4章「投資運用は何で、どうやって行うか」
投資をはじめとした資産運用をどのようにして行うのか、それを行ったことのない方は全くと言ってもいいほどわからないと言っても過言ではない。そこから投資に関する書籍やノウハウをかき集めるのだが、集め方によってはかえって損をしてしまう可能性もある。そう考えると正しい考え方・方法を学ぶ必要がある。本章ではその考え方・方法の基礎を取り上げている。

第5章「ヘッジファンドの運用方法から学ぶ」
投資にはどうしてもリスクは生じる。そのリスクを最小限に抑えながら行える投資方法として「ヘッジファンド」がある。ちなみに本章ではヘッジファンドの在り方や歴史、そして学ぶべきものが中心となり、方法は紹介されていない。

第6章「資産保全のためのオルタナティブ投資」
本書で取り上げる投資方法として「オルタナティブ投資」がある。その「オルタナティブ投資」とは一体何か、そしてどのようにして投資を行っていくのか、本章にて取りあげている。

第7章「じぶんちポートフォリオで資産保全しよう」
あくまで自分自身ではなく、自分を含めた世帯単位で資産保全を行うことからあえて「じぶんち」と名付けている。実際に自分自身の資産を守ることも含まれるのだが、いざ結婚して子供ができたときのことを考えているため、一概に一人とは言えない。その「じぶんちポートフォリオ」でどのようにして資産を守っていくのか、その心構えを伝授している。

本書はあくまでお金を「守る」ことにフォーカスをしているように見えて、投資をするなど、「殖やす」という面も忘れておらず、ある意味で「攻めの守り」と言うような立ち位置でお金の守り方を伝授している。日本人は貯蓄をする傾向にあるのだが、単純に普通預金やタンス預金をしてしまってはもったいない。守り方についても頭を使い、それで得するような守り方をすることによってもっとお金も殖やすことができ、なおかつ守ることができる。ある意味「攻撃こそ最大の防御」ということを物語った一冊である。

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