まさに青天の霹靂、第三期ホンダの終焉

ホンダ撤退 「鈴鹿の誇りが…」 F1ライバル、トヨタも絶句

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000118-san-soci

ホンダ F1からの撤退を発表

http://f1.gpupdate.net/ja/news/2008/12/05/204246/

まずホンダが撤退するのではないかという情報は、噂程度でしたが耳にしていました。経営状態が危ないので撤退するのではないかという程度でしたが、まさか第三期の終わりがこのような形になるとは思いもしませんでした。今年というのだからなおさらです。今年はフェラーリで幾度もチャンピオンに導いた名参謀ロス・ブラウンを迎えて1年目で、来年は飛躍的に成長するのかもしれないと思っていた矢先の出来事でしたから。

撤退の理由はアメリカを中心に起こっている金融危機とそれに伴う経済の悪化によるものでした。

今年の初夏にスーパーアグリが撤退したのに続いてこんな形になったとは…残念としか言いようがありません。

思えばこの第三期ホンダは2004年アメリカGPでは佐藤琢磨が鈴木亜久里以来14年ぶり2人目の表彰台、2006年ハンガリーGPではだれも予想しなかった初優勝がありました。しかし2007年以降はこれまでのことがうそのように低迷が続きましたが、今年のイギリスGPではバリチェロの自身3年ぶりの表彰台に沸いたことが低迷の暗闇の中のかすかな光でした。

チームの去就についてはまだ明らかとなっていませんが、スタッフを500人削減をするというのは確かな情報です。あとニック・フライはホンダ撤退後も来期のグリッドに並ぶため意欲を燃やしているという情報もあります。

それ以上に心配なのはドライバーの去就。バトンもバリチェロもトロロッソのドライバー候補者に立てるのかどうかというのもありますが、佐藤琢磨も一応一人という形で出ています。

これについては情報が入り次第お伝えすることとして、今のところ来期グリッドに並ぶのは9チーム18台となりそうです。

新たなチームが入ればそれだけ面白くなるのですが、参戦するためには膨大な資金が必要と考えると敷居が高いのが現状でしょう。さらに金融危機が絡んでいるとなるとなおさらです。

さらにエンジン標準化により撤退するチームやドライバーがいるということを考えると今後のF1ほど不安なものはありません。