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2009年5月

クイズ番組

書評をやっているがてら動画サイトを閲覧してまわることが多い蔵前です。今日はちょっと書評はやめておいて、雑感について書こうと思います。東京に来てからはほとんどTVを見ない私なので今やっているTV番組についてはあまりよくわかりません。本があるからとか、あまり面白いものがないというのがその理由ですが。 最初に動画サイト周りしていると言ったのですが、最近は昔に見ていたバラエティ番組を懐かしんでみています。 […]

回復力~失敗からの復活

「失敗学」で有名な畑村洋太郎氏の一冊である。失敗の後にはどのようにして立ち直り、回復していけばいいのかという観点からして、これぞ「失敗学」という真髄を見せてくれる一冊である。 第1章「人は誰でもうつになる」 いまや日本の社会は「ストレス社会」といわれるほどになった。ひとつの失敗でも神経質になり、それが起こってしまうと精神が崩壊するまで詰られる。本章では著者自身が見聞した話であるが、まさにそのとおり […]

なぜ僕は「悪魔」と呼ばれた少年を助けようとしたのか

当ブログ、及び前身の「蔵前トラック」では何度も取り上げた「光市母子殺害事件」。昨年の4月22日に差し戻し審にて被告の元少年に死刑判決が下った。さらに懲戒請求煽動訴訟は和解はされながらも付帯控訴をしており、現在も係争中であるが一応ほとぼりが冷めたということで一寸この本について取り上げてみようと思う。 本書は昨年の春に出版されたもので、元少年を弁護する21人の弁護団の一人であった今枝仁が元少年(本書で […]

記憶と情動の脳科学

記憶というのは動物に備わっている力の一つであるが、それは一体どのようにして覚え、忘れると言った取捨選択ができるのかというのは脳科学の分野でもまだまだ解明されていないところが多く、まだまだ不思議と言われるところがある。本書は脳科学の分野から「忘れにくい記憶」のつくられ方について解き明かしている。 第1章「記憶の神秘」 本書を書いた理由、もとい著者(L.J. マッガウ)が記憶の分野を研究しようとした動 […]