2011-09

書評

芸のこころ

「芸」とは何か。それを考える前に日本における「演芸」には様々なものがある。たとえば「能」「狂言」「浄瑠璃」「文楽」「歌舞伎」「落語」と様々である。 本書は歌舞伎の先々代(八代目)板東三津五郎と安藤鶴夫の対談形式にて芸・日本人・世間の諸々を語...
日本人

小栗上野介―忘れられた悲劇の幕臣

歴史には光と闇がある。「光」というとまさに歴史の教科書や歴史書の主人公に描かれる人物のことを表す。反対に「闇」は史料といったものには載せられておらず、歴史とともに忘れ去られてしまった方々のことを指す。 本書で紹介される小栗上野介(小栗忠順)...
仕事術

ずるい考え方~ゼロから始めるラテラルシンキング入門

これまでビジネスにおける考え方は「ロジカル」というものが罷り通っていた。私は仕事柄良く本屋に立ち寄ることがあるが、そのビジネス書コーナーには「ロジカル」を関する本は多く、タイトルにある「ラテラルシンキング」に関する本は少なかった。 もっと言...
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書評

ゆきの、おと ~花嫁の父~

「万華鏡」 本書はまさにそれに当てはまるような内容だったように思える。ようは、主人公は予めいるのだが、登場人物によってのストーリーが成り立っている。 本書の舞台は新潟・山古志と東京・浅草である。とりわけ前者を見てピンときた方もいるかと思うが...
ミステリー

オケ老人!

「もしもあなたが、年を取ったら何をやりたいか?」 私だったら、迷わず音楽をやりたい。それもかつて大学でやっていたオーケストラや、中学・高校とやっていた吹奏楽などを。 私事はさておき、本書はとある高校教師が飛んだ勘違いから平均年齢世界最高齢(...
書評

「昨日の疲れ」が抜けなくなったら読む本

私自身「睡眠不足」に陥ることがよくある。 もっともプロジェクトが朝から日が変わる時間まで稼働していることから帰りも「午前サマ」となることも珍しくない。ただ充実しているだけになかなか直せないでいる。 業界によって、もしくは小さくプロジェクトに...
エッセイ

もの書き貧乏物語

「作家とは儲からない職業である」 果たしてそうなのだろうか。当てはまると思う方もいれば、そうではなく儲かる職業だと思っている人もいるのだという。「人間もいろいろ」であるとするならば「作家もいろいろ」なのかもしれない。 本書は週刊誌の記者・編...
国内経済

日本経済の構造変動―日本型システムはどこに行くのか

日本経済は混迷を極めている。先ほどでも外国為替市場の円相場は戦後最高値を更新し、輸出だよりである製造業界では大きな痛手を負ってしまった。「失われた10年」から解放された今でも日本は「閉塞感」が拭えない。かつて江戸時代では「鎖国」により他国と...
書評

人材の複雑方程式

「人材はどのように扱われるのか」 人材のことについて悩む方々であればそれに直面することも少なくない。しかし人材問題ほど問われるものは高度であり、かつ複雑なものである。それは個人々々の価値観や考え方がバラバラである人間を扱っているのだから。 ...
F1もろもろ

2011年 F1イタリアGP ヴェッテルが序盤オーバーテイクされるも、ポール・トゥ・ウィンで今季8勝目!!

結果は以下の通り。(「F1通信」より) トップ争いは、というと序盤はアロンソがヴェッテルやマクラーレン勢を見事にかわし、トップを獲得。しかし後方では多重クラッシュとなりSC導入の波乱のレースに。(このクラッシュで一気に6台がリタイアとなった...
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