DAY

2014年2月10日

言霊 大伴家持伝

言葉には色々な意味があり、力がある。とりわけ「力」の部分では、「言霊」と言われるのだが、奈良時代の歌人で、三十六歌仙の一人である大伴家持は5・7・5・7・7の短歌から織りなす風情を彩り、現在でも万葉集や小倉百人一首などで伝えられている。 本書はその歌人の世界において「言の葉」でもって世を鎮めるという試みをした側面から描かれている。そもそも日本最古の歌集である「万葉集」は大伴家持の時から親子二代で4 […]