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2014年5月27日

東京ピーターパン

本書は「音楽小説」と言われる一冊である。平凡な30代のサラリーマンと、ギタリストだった60代、さらにはバンドマン志望の20代、高校生とその姉と世代がバラバラな5人が新しいバンドをつくり、音楽を歌い上げるのだという。しかもそのきっかけはサラリーマンが起こした交通事故だから驚きである。時系列に、それも多重で進められる物語の中でバンドのパートのようにそれぞれ異なるモノの、パートが混ざり合って1つの曲のよ […]