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2016年2月

日本神話の女神たち

日本は「八百万の神の国」と呼ばれるほど、たくさんの神が存在する。その思想は宗教というよりも、むしろ日本の国土としての考え方にあり、日本にいる民族それぞれに様々な神を崇めることができる土壌があると言っても過言ではない。本書はその中でも女神にフォーカスを当てているのだが、どのような役割を持ったのかそのことについて取り上げている。 第一話「アマテラス」 アマテラスは言うまでもなく「天照大神(あまてらすの […]

日本の中国人社会―司法通訳だけが知っている

日本には中国社会はいくつか存在する。有名どころでいえば横浜中華街は、戦後間もない時から中国社会が栄え、日本を代表する中華街に昇華していった。もう一つ、新しいチャイナタウンと言えば、池袋駅北口付近がある「池袋チャイナタウン」がある。それに限らずとも、日本には外国人労働者がいるが、その多くは中国人である。そのことからありとあらゆるところで中国人社会がいるのだという。その中国人社会はどのようにして栄え、 […]

寂しさの力

私は大学生のころから一人暮らしをしているが、その中でさみしい思いをしたことは何度もある。今もなお「さみしい」と思ったことは少なからずあるのだが、その「さみしさ」は普通の人でも歴史上の偉人でもそういった感情は存在するといい、さらにさみしさにはほかにはない「力」が存在するという。そのさみしさはどのような力が存在するのか、そしてさみしさの哲学とはいったい何なのか、本書はそのことについて取り上げている。 […]

18歳選挙権で政治はどう変わるか―データから予測する投票行動

今年、参議院通常選挙が行われるが、それに先立って6月19日には改正公職選挙法が施行され、選挙権が18歳以上に引き下げられる。この選挙権の年齢の引き下げは1945年以来70年ぶりの出来事である。 選挙年齢が18歳以上に引き下げられたことにより、有権者が増えるのだが、そもそも18・19歳は選挙に対しどのように向き合ったらよいのか、本書では、18歳以上になった時に、どのような投票行動をしたら良いのか、そ […]

経団連―落日の財界総本山

経団連(日本経済団体連合会)の会長は俗に「財界総理」と呼ばれた。その要因として財界と政界とのパイプだけではなく、財界にも政界にも大きな影響力を与えること、さらには財界の立場から政治的に関与するという意味合いを持っている。その政財界双方に大きな影響力を持つ経団連は現在、人材の枯渇が起こっており、力も衰えているのだという。そもそもなぜ経団連は衰退するのか、そして財界は現在どのような変化が起こっているの […]

人生の9割は逃げていい。

「逃げる」というとネガティブなイメージを持たれる。しかし本書の著者は「逃げる」ことを推奨している。もちろん何でも逃げていいのかというとそうではないのだが、人生において9割のものは逃げていいのだという。ではどうして逃げていいのか、そして逃げることによってどのような良い効果をもたらすのか、そのことについて伝授している。 1章「逃げ続ければ人生は変わる」 「逃げることでしか、理想の人生は実現できない」( […]

記憶力の正体―人はなぜ忘れるのか?

自分自身30を迎えたのだが、年を取ったという印象もある。元々物忘れが激しいのだが、最近それが顕著になってきた。あるとき出かける際、靴を履き間違えて戻ったのはいいが、再出発する際に傘を忘れてしまったということがある。 私事はここまでにしておいて、そもそも記憶力とはどのようなものなのか、なぜ「忘れる」のか、そして記憶力を向上するためにはどうしたらよいのか、本書はそのことについて取り上げている。 第一章 […]

インターネットの法律とトラブル解決法

インターネットの商用利用がスタートしてもう20年ほど経つ。今となっては仕事・生活の中でなくてはならないものとなったインターネットであるが、それと同時にインターネットに関する犯罪も出てきた。ほかにも犯罪ではなくとも様々なトラブルも発生しており、政府も動くようなこともあった。本書はそういったトラブルや犯罪に関する法律やトラブル解決法を開設する。 第1章「パソコン購入とインターネット加入契約の法律とトラ […]

TSUTAYAの謎

最近は行かなくなったのだが、以前は頻繁に足を運び、DVDやCDをレンタルすることが多かった。もちろんTSUTAYAをもととなっている「Tカード」はTSUTAYAをはじめ、ありとあらゆるところでポイントを貯めたり、使ったりすることができる。 本書はレンタルをはじめ様々な種類の事業展開を行っているTSUTAYAのこれまでとこれからについて、TSUTAYAの母体であるCCC(カルチュア・コンビニエンス・ […]

父親次第

「子どもは親の背中を見て育つ」という言葉がある。これは子育てのことであるが、本書はそのことを言っていると思えてならない。もちろん親も子供を育てていく中で「親心」も芽生えてくる。本書は子育ての本であるが、実際に著者は3人の子どもを育てたことを綴っている。 第一章「子育ては親も育つから楽しい」 子どももそうであるが、大人も人間である。人間は様々な形で進化・退化する。著者の親子は「足が速い」という遺伝子 […]