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2016年10月26日

漱石、ジャムを舐める

夏目漱石といえば文学者で古き良き日本の芸を好み、食の嗜好もまた日本的なものが好きなイメージかと思ったら、食は意外にも牛鍋やケーキなどが好みだったのだという。本書のタイトルにあるジャムもおやつに舐めることが好きで医者にとめられるようなことがあっても止めなかったという逸話まで存在する。その知られるエピソードを食文化の歴史とともに取り上げているのが本書である。 第一部「作品にみる食文化史」 夏目漱石の食 […]