ねこの秘密

ねこは不思議な生き物である。私自身ねこが好きなのだが、ねこ自体どのような生き物なのか、分からないことが多い。そのねこについてどのような秘密があり、私たちのなかで生きて、幸せに感じてしまうのか、そのことについて取り上げている。

第1章「ねこ小史」
ねこの歴史は確認できる限りでは10万年以上前にのぼる。元々は野生のねこであったのだが、家畜化されだしたのはその後であるのが、確認される限り9500年ほど前のことである。その後古代エジプトなど歴史と共に歩んでいった。

第2章「魅力はどこから来るのか?」
ねこには不思議な魅力があるのだが、それは家畜化された時からずっと変わっていないという。自由なところなのか、愛くるしい顔なのか、気まぐれな所なのか、定かではないのだが、いぬなどの他の動物に比べて何とも言えないような魅力が溢れている。

第3章「ねこの誕生」
一見ねこの起源と思ってしまうのだが、本章ではあくまでねこがどのようにして生まれ、育っていくのかを取り上げている。その中で出てくることとして「発情期」から「妊娠」「出産」「子育て」に至るまでのことを取り上げている。

第4章「恋と青春」
ねこの恋愛は人間でも想像ができないところで起こっている。私も偶然出くわしたことがあったのだが、子孫を残すための戦いも存在する。「戦い」とは言っても見てみると、その姿もまた違った可愛げがある。ねこにはねこの恋愛もあれば、青春もある。かわいげのあるねこパンチを繰り返す喧嘩もまた青春(?)と言える。

第5章「老後のくらし」
ねこの人生は平均的15歳なのだが、20年ないし30年も生きたねこも存在する。たいてい11~12歳頃になってくると「老ねこ」と呼ばれるほどになるという。「老ねこ」と呼ばれた時にねこはどのような佇まいとなり、社会的な立ち位置、さらには病気について取り上げている。

第6章「ねことひとの幸福な関係を求めて」
昨今人間とねこの関係について痛ましい事件や出来事が起こっていることも事実としてある。腹いせなどの身勝手な理由で大量に猫が殺されたり、行政的にも衛生面などからねこを殺処分するケースも見られている。ねこを保護することも大切になってくるのだが、ミクロ・マクロ単位で解決に導く道は険しい。

ねこは愛くるしい生き物であり、私も好きである。しかしながらねこの現実は想像を遥かに絶して厳しく、過酷なものがある。その一方で人間とねこの関係は文明が栄えだした頃からずっとあったと言うことを知ることができる一冊であった。

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