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2021年5月1日

眠りの神

本書のタイトルは「眠り」と言っても「永眠」の方で、いわゆる「死」を幇助するといった事件を描いたミステリー作品である。当ブログでも何度か「尊厳死」や「安楽死」といったものを取り上げてきたのだが、本書はそれを小説の舞台にしている。 あくまで創作なのだが、「尊厳死」とは何か、「死ぬ権利」とは何か、そのことを考えさせられ、なおかつ海外では安楽死や尊厳死が認められている事例を引き合いに出しながら描かれている […]