2021-10

書評

博覧男爵

日本には全国津々浦々に「博物館」が存在する。その地域に縁のあるもの、さらには歴史的なものに至るまで展示し、展示物で以て、その歴史的な経緯を知ることができる。 その「博物館」と言う言葉を誕生させ、さらには東京国立博物館の設立にも尽力をした「日...
国内

ヘイトスピーチと対抗報道

ニュースなどでもヘイトスピーチに関しての報道が後を絶たない。法律的な観点で行っても2016年に「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律(通称:ヘイトスピーチ解消法)」が制定されてからもなお存在している。 し...
書評

ママナラナイ

本書のタイトルにある「ママナラナイ(ままならない)」は辞書を引いてみると、 思いどおりにならない。自由にならない。「大辞林 第四版」より とされている。人生はどうしても思い通りに行くことはなかなか難しい。そう考えると誰しもが人生は「ままなら...
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書評

男性育休の困難 取得を阻む「職場の雰囲気」

今年の6月に「育児・介護休業法」が改正され、男性の育休取得に関しての制度が大きく変わった。さらに充実したことにより、取りやすくなったと言われるものである。それまでも男性の育休制度を利用する方々もいたものの、様々な「壁」があるなど、取りにくい...
書評

離れがたき二人

本書はフランスの作家であるシモーヌ・ド・ボーヴォワールが描いた小説であるが、シモーヌ自身生前発表していなかった作品であり、推測の域であるが、50年以上前に作られて、ようやく発表された一冊である。著者自身も1986年に逝去しているため、没後3...
世界史

ユーゴスラヴィア現代史 新版

ユーゴスラヴィアは南東ヨーロッパに位置している地域であり、かつては一つの国として存在していた。今は解体され「七つの国境、六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字、一つの国家」の集合体として形容されている。 このユーゴスラ...
書評

子どもにウケる科学手品 ベスト版 どこでも簡単にできる77の感動体験

手品というと「タネも仕掛けもありません」というようなことで人々を驚かせ、一部は笑わせる。しかしその驚きの中には「感動」と呼ばれる様なものもあり、手品が今もなお人気を読んでいるのも窺える。 その手品は「科学」でもできることがあり、なおかつそれ...
書評

帰ってきたK2 池袋署刑事課 神崎・黒木

K2と言っても、世界第2位の山(カラコルム山脈測量番号2号)のことを指しているわけではない。本書はタイトルにもある池袋署刑事課の2人である神崎と黒木の頭文字からとったもの、もしくは「キワドイ2人」のキワドイの「K」と2人の「2」の両方の意味...
書評

突き抜けるデザインマネジメント

「デザイン」というと、絵画などの芸術を思い浮かべる方々も多いと思うのだが、実際にはビジネスの場でも「デザイン」が求められることもある。もちろん商品にまつわるデザインもあるのだが、他にもビジネスモデルを構築するために「デザイン」を行う事もある...
書評

坂下あたると、しじょうの宇宙

本書の主人公の友人である坂下あたるは高校生でありながらも文才もあった。特に詩をつくる才能に秀でており、雑誌をはじめとした紙上で詩を掲載し、人気を博している。本書のタイトルの後半に「しじょう」とあるのだが、「詩情」を「紙上」で表現し、「至上」...
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