書評 温泉妖精 本書のタイトルを見るに、メルヘンチックな部分もあれば、庶民的な部分も見え隠れするイメージを持ってしまう。しかし本書はメルヘンチックと言うよりも、温泉を舞台にしたドタバタの物語を描いている。 本書の主人公は母や姉にコンプレックスを抱き、美容整... 2017.04.07 書評青春
書評 コーヒーもう一杯 カフェに限らず、店を経営するとなると様々な困難に立ち会うことがある。その「困難」は会社員時代にはまずないような体験と難題を抱えることとなるのだが、その難題とは一体何か、本書はとある元OLが思い立ってカフェを経営し始め、様々な失敗を経て軌道に... 2017.03.23 書評青春
書評 ぬるい毒 「毒」と言っても色々な種類がある。物理的な毒もあれば、発言にとげやブラックジョークなどがある言葉の毒、精神的に負の状態に陥れるようなこともあるような毒も存在する。 その存在する毒の中で本書はどのような「毒」に当てはまるのか。本書を読んでいく... 2017.03.15 書評青春
書評 キッチン戦争 レストランなどの飲食業界には必ずと言ってもいいほど「厨房」が存在する。その厨房は「キッチン」と呼ぶことがあり、時としてそこが「戦場」になることさえある。その戦場はどのような場所になるのか、本書はフィクションではあるものの描かれている。 本書... 2017.03.13 書評青春
書評 縫わんばならん 「縫う」と一言でいっても、針で布を縫うのもあれば、本書で取り上げる「漁業網を縫う」や「記憶を縫う」といった表現でも用いられる。 「漁業網」の言葉が出てきたのだが、本書の舞台は長崎県にある小さな漁村が舞台である。その漁村に長らく続いている一族... 2017.02.27 書評青春
書評 ラブコメの法則 ラブコメと言ったら何とも響きが良く、他にも思わず「ムフッ」としてしまうような感じさえしてしまう。しかしラブ(恋愛)だけでなくコメディの部分もあるので、笑いもほのかにある。そのことから自分自身にとっても好きなジャンルと言っても過言ではない。 ... 2017.02.23 書評青春
書評 ロック・オブ・モーゼス 私立高校に通う女子高生がロックの道に目覚め、天才ギタリストとして活躍を遂げる物語である。そのギタリストはある目立たない女子高生を見つけ、ギターを勧めた。その女子高生は瞬く間にうまくなり、やがてはプロのバンド活動をするようになっていった。 そ... 2017.02.21 書評青春
書評 ドール 「愛」の形は人それぞれであるが、その「それぞれ」の中にはひどく歪んでいるものも存在する。その存在する「歪み」が本書に表れている。 その歪みとはいったい何なのか、そして誰から来ているのかというと、本書はある「少年」から来ている。その少年はある... 2017.02.19 書評青春
書評 すなまわり 本書のタイトルにあるものは簡単に言えば「土俵」のことを表している。土俵は砂で覆われつつ、ラインが引いてある。周囲には藁に囲まれ、神聖な場所としても挙げられる。 ちなみに本書の主人公は力士かと思いきや、力士の夢敗れて行司の道を選んだある若者を... 2017.02.17 書評青春
書評 太郎とさくら 本書のタイトルの2人は実の姉弟である(異父姉弟)。元々姉は地元に住んでいたが間もなく結婚し、マンションに移ることになったのだが、その弟が東京から帰ってくることになった。その結婚までのプロセスと、結婚式を挙げるまでのプロセスの中で出てくるドタ... 2017.02.02 書評青春